★ いけのへの まつのうらばに ふるゆきは
いほへふりしけ あすさへもみむ
★ 池のほとりの、松の枝先の葉に降る雪は
幾重にも降りあたり一面に敷き積もりなさい。
明日もまた、見ようではないか
巻8-1650 作者不詳
但し、堅子 阿倍朝臣虫麻呂伝へ詠めり
( じゆし あへのあそみむしまろ)
西の池の辺(ほとり)に御在(いま)して肆宴(とよのあかり)
したまへる歌一首
上記、主語はありませんが、聖武天皇です。
「とよのあかり」とは、天皇主催の宴のこと・・・・なんという
美しい言葉でしょう。
堅子→宮中で天皇の侍衛にあたる少年
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