★ わけがため わがてもすまに はるののに
ぬけるつばなそ をしてこえませ
★ あなたの為に、手を休める暇もなく、春の野に
出て、抜き取った芽花です。召し上がって
お太りなさい。
巻8-1460 紀女郎の大伴家持に贈れる歌
戯奴で(わけ)と読ませる。やはり、宛て読みですね。
「わけ」は「君」とは対照的に、私の従僕よ・・・とでも
言う感じかな・・・でも、その後に、ちゃんと、敬語の
食して→をして とか 肥えませ→こえませ
とか、使っていますから、ちょっと戯れにいたずら心
が、感じられますね・・・大人の恋
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