★ うめやなぎ すぐらくおしみ さほのうちに
あそびしことを みやもとどろに
★ 梅や柳が すぐ咲きすぐ散ってしまうので惜しい事です。
佐保の内で遊ぶはずで、春日野にみな出かけてしまって
大宮に雷鳴轟く大事件になってしまった・・・悔しいことです
巻6-949 ??
神亀7年、旧正月に多くの大宮人が春日野に集り打毬をして遊ぼうと
皆で出かけたところ、突然空が曇り、雷鳴轟き、そのときに、宮中に
誰も居なかったので、天皇が勅を下して、謹慎を皆に命じた時に、
気分晴れやらぬ思いで、延臣の誰か王子が歌った。
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