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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ しらぬひつくしの わたはみにつけて いまだはきねど あたたけくみゆ

★ しらぬひの筑紫特産の綿はまだ身に付けて着てはいないけれど、いかにも暖かそうですね

                        巻3-336  沙弥満誓(さみまんせい)

筑紫観世音寺の別当(寺の長官)として、下向(九州に下る)して、大友旅人と親交の深い

かなり格の高い僧のようです。都府楼跡の東にあった寺とあります。都府楼(とふろう)は私が

生まれて小学校までの間、住んでいたところの直ぐ近くです。懐かしく不思議な感覚ですね。

綿を女と見る説もありますが、僧ですからねぇ~公にはね・・・

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今年百歳になった、祖母より電話があった。祖母のお世話をして居る叔母(末娘)が気をきかせて

くれたのだ。

祖母は私の泣き所である・・・・会うと、抱きついて頬ずりして、涙は溢れてとまらない・・・・

「おお、おお、あいらしいのう」と背中を撫でてさすって貰うと、とても安心する。

そして、必ず言う

「ともこ、人生は辛い事ばかりじゃけど、頑張るんで・・・へこたれたらいかん・・・」

一世紀を生き抜いた女の言葉には、凄い迫力とパワーがある。

ありがとう、おばあちゃん、ありがとう、おばあちゃん、

明治・大正・昭和・平成を生き抜いた女の言葉・・・・有り難く拝聴します

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★ おくららは いまはまからむ こなくらむ それそのははも あをまつらむそ

★ 憶良たちは、もうおいとまいたします。子どもも泣いていますし、その泣いている子の母も

  私を待って居るでしょう。

                      巻3-337  山上憶良臣(やまのうへのおくらのおみ)

有名な句ですね・・・宴より、退出する時のご挨拶代わりの歌です。

当時、憶良は、齢(よわい)70を過ぎていますから、子どもが居る年ではないですが、奥さんが

待っているというのはちょっと、帰宅の挨拶としては、面白くないので、子どもが泣いてその母も

待ってるんですよとと面白おかしく歌って退出したのでしょう。

リズム感のある、上手い歌ですね・・

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あの日の事は一生忘れないと思います。

それは、藤岡宣男の歌声に出会ったあの日です。

2002年2月19日・・・・私は私の「歌の神様」に出会いました。

あの日の事を思い出すと今でも、私の背中に戦慄が走ります。

「生きて出会えるとは・・・・」とあの時私は思いました・・・・・

大袈裟に聞えるかもしれませんが・・・・本当にそう思ったのです。何故そう思ったのか・・・・

理由は分かりません。

あの素晴らしい歌声をまた、聞きたいと思うのです。

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★ わがさかり またをちめやも ほとほとに ならのみやこを みずかなりなむ

★ 私のいのちの盛りがまた再び若返って戻ってくる事があるのだろうか・・・ありはしない

  だろう・・・・・奈良の都ももう一度見ることもないのだろうか・・・・

                  巻3-331  師大伴卿(そちおほとものまへつきみ)

新幹線や飛行機でひょいと、京都にいける時代では有りません。

異郷に赴任すれば、そこで骨をうずめる事を覚悟したことでしょう・・・・・自分の思い通りに

ならないことがたくさんあった時代です。あきらめる・・・・現代人は忘れがちです。

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