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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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大学時代は、他大学の仲間と「中世音楽ポリフォニー専門」の

合唱団を作った。

ホモフォニーの音楽と違い、どの声部も独立していて

横糸の流れが重視される。例えば、バスと言う横糸が始まり、

次にアルトと言う横糸が始まり、テノール、ソプラノと続く。

その4本の糸が時には、縦に揃って、和音を鳴らすときも有り

横糸が絡み合う時もある。とても、知的な音楽だった。


ヨーロッパの個人主義的思想にあこがれていた私は、各声部が

独立していて、もたれあわないポリフォニー音楽が好きだった。

パレストリーナ・ビクトリア・ダウランド・デュファイ・デスプレ・・・など


結構、本格的で、ネウマ譜で、グレゴリオ聖歌を歌ったり、アルシス、

テシスなんて、勉強したり、曲のアナリーぜをしたりして、面白かった。


関屋先生が、なんと合唱団に聴きに来てくださった事がある。

そのころは、ピッチにやたらと拘っていて、純正律がうんぬん

かんぬんとか、細かい事を、言い合っていた。

関屋先生が、練習の終わりに、感想を述べてくれた。


「音が低いだの、高いだの、うるさい。

大切なのは、音楽だろう」と、怒られた。


私も含めて、みんなうなだれた。

細かい形ばかりに拘りすぎて

純粋な音楽の美しさの事を忘れていた。


以後、自分が合唱指導をする時も

中世ルネサンス音楽をするとき、

完全5度の音をとるのに、円陣になり

真中に響きの柱が出来るように

自分が気持ちよくなるように出してみて

と、指導していた。

練習場所は、教会。

信者より、熱心に宗教音楽に没頭した。

勿論、世俗曲も歌った。

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