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★みわたせば むかつおうへの はなにほひ
てりたてる はしきたがつま
★見わたせば、向こうの岡の斜面に、桜が咲き誇り
花に照り映えて美しい人が立っているーあれは
どなたのいとしい妻なのだろう。
巻20－4397 大伴家持
てりたてる はしきたがつま
★見わたせば、向こうの岡の斜面に、桜が咲き誇り
花に照り映えて美しい人が立っているーあれは
どなたのいとしい妻なのだろう。
巻20－4397 大伴家持
[0回]
★ たつたやま みつつこえこし さくらばな
ちりかすぎなむ わがかえるとに
★ 龍田山を越えながら眺めて来たあの桜の花は
私が帰るときにはすっかり、散り失せてしまうでしょう
巻20－4395 大伴家持
ちりかすぎなむ わがかえるとに
★ 龍田山を越えながら眺めて来たあの桜の花は
私が帰るときにはすっかり、散り失せてしまうでしょう
巻20－4395 大伴家持
[1回]
★ あしひきの やつをのきじ なきとよむ
あさけのかすみ みればかなしも
★ 幾重にも重なる山の尾根で、雉が激しく泣き叫んでいる。
そんな明け方の朝焼け雲を見ると、切なさでいっぱいになる。
巻19－4149 大伴家持
あさけのかすみ みればかなしも
★ 幾重にも重なる山の尾根で、雉が激しく泣き叫んでいる。
そんな明け方の朝焼け雲を見ると、切なさでいっぱいになる。
巻19－4149 大伴家持
[0回]
★すぎののに さをどるきぎし いちしろく
ねにしもなかむ こもりつまかも
★ 杉の野に踊るきぎしは、はっきりと声に出して鳴いてしまうだろう
－そして狩人に見つかってしまうだろうにーどこまに隠れている妻が
それほど恋しいのだろうか・・
巻19－4148 大伴家持
・きぎしーきじの事
ねにしもなかむ こもりつまかも
★ 杉の野に踊るきぎしは、はっきりと声に出して鳴いてしまうだろう
－そして狩人に見つかってしまうだろうにーどこまに隠れている妻が
それほど恋しいのだろうか・・
巻19－4148 大伴家持
・きぎしーきじの事
[0回]
★ はるののに あさるきざしの つまごひに
おのがあたりを ひとにしれつつ
★春の野で餌をあさる雉は、妻を慕って鳴き、自分の居場所を
狩人に知らせてしまっている。
巻8－1446 大伴家持
おのがあたりを ひとにしれつつ
★春の野で餌をあさる雉は、妻を慕って鳴き、自分の居場所を
狩人に知らせてしまっている。
巻8－1446 大伴家持
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