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★ うちひさす みやぢをひとは みちゆけど
わがもふきみは ただひとりのみ
★ 日の射し照らす宮への道を、人はあふれるように
通って行くが、私が思うお方はただ一人だけだ。
巻10－2382 柿本人麻呂
わがもふきみは ただひとりのみ
★ 日の射し照らす宮への道を、人はあふれるように
通って行くが、私が思うお方はただ一人だけだ。
巻10－2382 柿本人麻呂
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★ きみがめを みまくほりして このふたよ
ちとせのごとも あはこふるかも
★ あなたに逢いたいと思って、この二夜を千年もの長さのように
私は恋することです。
巻11-2381 柿本人麻呂歌集
ちとせのごとも あはこふるかも
★ あなたに逢いたいと思って、この二夜を千年もの長さのように
私は恋することです。
巻11-2381 柿本人麻呂歌集
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★ はしきやし たがさふれかも
たまほこの どうぐわすれて きみがきまさぬ
★かわいらしいどなたかが邪魔をしているのかなあ。
玉桙の道も忘れてあなたはお出でにならない。
巻11-2380 垣本人麻呂歌集
愛しきやし→いとしい、愛らしい
たまほこの どうぐわすれて きみがきまさぬ
★かわいらしいどなたかが邪魔をしているのかなあ。
玉桙の道も忘れてあなたはお出でにならない。
巻11-2380 垣本人麻呂歌集
愛しきやし→いとしい、愛らしい
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★ みわたせば ちかきわたりを
たもとほり いまかきますと こひつつそをる。
★見渡せば近い渡り場なのに、遠回りをして、いまこそ
お出でになるかと恋い続けていることです。
巻11-2379 柿本人麻呂歌集
たもとほり いまかきますと こひつつそをる。
★見渡せば近い渡り場なのに、遠回りをして、いまこそ
お出でになるかと恋い続けていることです。
巻11-2379 柿本人麻呂歌集
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★ よしゑやし きまさぬきみを
なにせむに いとはずわれは こひつつをらむ
★ええ、ままよ、おいでにもならないあなたなのに
どうして嫌いもせず私は恋ひつづけているのか
巻11-2378 柿本人麻呂歌集
なにせむに いとはずわれは こひつつをらむ
★ええ、ままよ、おいでにもならないあなたなのに
どうして嫌いもせず私は恋ひつづけているのか
巻11-2378 柿本人麻呂歌集
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