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★ なかなかに みざりしよりも
相見ては 恋しき心 益して思ほゆ
★ なまじっか、逢わずにいたときよちも、逢ってしまってから
恋しい心がいっそう募って思われることです。
巻11－2392 柿本人麻呂歌集
相見ては 恋しき心 益して思ほゆ
★ なまじっか、逢わずにいたときよちも、逢ってしまってから
恋しい心がいっそう募って思われることです。
巻11－2392 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ たまあへば きのふのゆうべ みしものを
けにあしたに こふべきものか
★ 魂合いをして昨日の夜会えたものを
今日の朝には、こんなに恋に苦しむものなのか・・・
巻11－2391 柿本人麻呂歌集
けにあしたに こふべきものか
★ 魂合いをして昨日の夜会えたものを
今日の朝には、こんなに恋に苦しむものなのか・・・
巻11－2391 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ こひするに しにするものに あらませば
わがみはちたび しにかへらまし
★恋をするとその苦しさに死ぬのならば、私は
もう千遍も死を繰り返しているだろう
巻11-2390 柿本人麻呂歌集
わがみはちたび しにかへらまし
★恋をするとその苦しさに死ぬのならば、私は
もう千遍も死を繰り返しているだろう
巻11-2390 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ ぬばたまの このよなあけそ
あからひく あさゆくきみを またばくるしも
★ 闇のこめたこの夜よ・明けないでおくれ
赤みを帯びて明ける朝に帰ってゆく君の
お出でを待つのは苦しいことです。
巻11-2389 柿本人麻呂歌集
ぬばたま→ 枕詞→漆黒の夜
あからひく→枕詞→赤みを帯びて
あからひく あさゆくきみを またばくるしも
★ 闇のこめたこの夜よ・明けないでおくれ
赤みを帯びて明ける朝に帰ってゆく君の
お出でを待つのは苦しいことです。
巻11-2389 柿本人麻呂歌集
ぬばたま→ 枕詞→漆黒の夜
あからひく→枕詞→赤みを帯びて
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★ たちていて たどきもしらず おもへども
いもにつげねば まづかいもこず
★ 立ったり座ったりして、どうして良いかわからずに思っているのだが、
あの方に思いを告げもしないので、伝言の使いも来ない
巻11-2388 柿本人麻呂歌集
たどき→手段
いもにつげねば まづかいもこず
★ 立ったり座ったりして、どうして良いかわからずに思っているのだが、
あの方に思いを告げもしないので、伝言の使いも来ない
巻11-2388 柿本人麻呂歌集
たどき→手段
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