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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かけまくも  あやに恐し

  皇神祖の  神に大御代に

  田道渡り  常世に渡り

  八予持ち 参出来し時の

  時じくの 香の木の実を

  恐しこくも 遺したまへれ

  国も狭に 生ひ立ち栄え

  春されば  孫枝萌えいつつ

  ほととぎす  鳴く五月に

  初花を 枝に手折て

  少女らに つとにも遣りみ

  白たへの  袖に扱入れ

  かぐはしみ 置きて悲しみ

  あゆる実は 玉に貫きつつ

  手に巻きて  見れども飽かず

  秋づけば  時雨の雨降り

  あしひきの  山の木末に

  紅に  にほひ散れども

  成れるその実は 直照りに

  いや実が欲しく み雪降る

  冬に至れば  霜置けども

  その葉も枯れず 常盤なす

  いや栄映えに 然れこそ

  神の御代より 宜しなへ

  この橘を 時じくの

  香の木の実と 名づけけらしも

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★ さぶるこが  いつきにし  とのにすずかけぬ

    えきうあまくだれり  さともとどろに

★左夫流がお仕えした少昨の殿に、鈴をつけない

 駅馬がやって来た。

里中をさわがせて

               大伴家持

     巻18-4110

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★くれないは  つろふものそ  つるはみの

  なれにしこころもに  なほしかめやも

★紅色は花やかだけれど、すぐ色あせるものよ。

 地味なつるばね色に地味な染めた心に

 どうして及ぶものだろうか

      巻18-4109

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★ さとひとの  みるめはずかし  さふながれじに

    さどはすきみが   みやでしりふり

★里の人達の見る目が恥ずかしいことよ。そうではないだろうか

       巻18-4108

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★あをによし ならにいるいもが たかだかに

   まつらむこころ しかにはあらじと

★青丹うつくしい奈良に居る妻の待ちかねて

 居るだろう心よ。そうではないだろううか

     巻18-4107

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