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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ほととぎす  いとねたけくは  たちばなのはな

    ちるときに    きなきとよめよ

★ほととぎすが大変ねたましいことは、橘の花が散る時に

 来て、鳴き声を響かせることだ

           大伴家持

    巻11-4092

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★ うのはな  ともにしなけば  ほととぎす

   いやめづらしも   なのりなくなへ

★卯の花が咲くのと一緒に鳴くので、ほととぎすは

 一層愛すべきでござるよ。名告りでるように

 鳴くにつれて

              大伴家持

        ・ほととぎす→枕詞

  巻11-4091

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★ゆくへなく  ありわたるとも  ほととぎす

   なきしわたらば  かくちゃしのみ

★行末がわからない日々を送っていても、

 ほととぎすが鳴き渡ったらこのように慕わしいことだろう

                 大伴家持

       ・ほととぎす→枕詞

   巻11-4090

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★高御座 天の日つぎと 天皇の 神の命を

 聞し食す 国のまほらに 山をしも

 さはに多みと 百鳥の 来居て鳴く声

 春されば 聞きの悲しも いづれをか

 別きてしのはむ 卯の花の 咲き月立てば

 めづらしく  鳴くほととぎす 菖蒲草

 珠貫くまでに  昼暮らし 夜渡し聞けど

 聞くごとに  心つごきて うち嘆き

 あはれの鳥と 言はぬ時なし

★高御座にあって、天日をうけつぐものとして、

 天皇たる神の命がお治めになる国、この秀れた国土には

 山があちこちに多いので、いろいろな鳥がやって来て鳴く

 。その声は聞いていてかわいい事よ。

  どの声がいいといういうのではないが、中でも卯の花の

  咲く月になると、愛らしく鳴くほととぎすは、菖蒲草を

  薬玉に通す五月までに、昼は一日中、夜は一晩中、

  聞いても聞くたびに心が動いて感嘆し、興尽きない鳥だと

  いうほかない。

    大伴家持  
    
     巻11-4094

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★ さゆりはな   のちもあはむと  おもへこそ


       いまのまさかも  うるはしすみれ

★さ百合の花のように、後にまら、逢おうと思うからこそ

 宴を楽しみたいと思います

     大伴家持

   巻11-4088

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