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2025/04/21 (Mon)

寄物陳思＞巻12－3099「紫を　草と別く別く　伏す鹿の　野は異にして　心は同じ」

★　むらさきを　くさとわくわく　ふすしかの

　　のはことにして　こころはおなじ

★　紫を他の草区別して　そこには伏す鹿のように

　　伏す野原こそ違いますが、その心は同じです

　　　　　　巻12－3099

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2015/06/20 (Sat) 万葉たまゆら

寄物陳思＞巻12－3098「おのれゆゑ　罵らえて居れば　青馬の　面高夫駄に　乗りて来べしや」

★　おのれゆゑ　のらえてをれば　あをうまの

　　おもたかぶたに　のりてこべしや

★　お前のために　叱責されているのに　青馬の

　　面高の駄馬に乗ってやって来るなどということがあるだろうか

　　　　　　　巻12－3098

・青馬の→黒と白の中間色を漠然と指す

・乗りて来べしや→べしや→つよい反語

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2015/06/19 (Fri) 万葉たまゆら

寄物陳思＞巻12－3097「さ檜の隈檜の　隈川に　馬留め馬に　水飼へ　われ外に見む」

★　さひのくまひの　くまがはに

　　うまとどめうまに　みずかへ　われそとにみむ

★　檜の隈の隈川に、馬をとめて、水を飲ませよ

　　私はそとから見ていよう

　　　　巻12－3097

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2015/06/19 (Fri) 万葉たまゆら

寄物陳思　巻12－3096「馬柵越しに　麦食む駒の　詈らゆれど　なほし恋しく　思ひかねつも」

★　うませこしに　むぎはむこまの　のらゆれど

　　　なほしこひしく　おもひかねつも

★　馬柵越しに　麦を食べる馬のように、罵られても

　　、それでもなお恋しくて　もの思いに耐えかねています

　　　　　　巻12－3096

[0回]

2015/06/19 (Fri) 万葉たまゆら

寄物陳思＞巻12－3095「朝烏　早くな鳴きそ　わが背子が　朝明の姿　見れば悲しも」

★　あさからす　かやくななきそ　わがせこが

　　あさけのすがた　みればかなしも

★　朝の烏よ、そんなに早く鳴くな　私のいとしの君が

　　朝明けに帰ってしまう姿をみれと悲しいので・・・

　　　　　　巻１２－3095

・な～そ→禁止