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★ わがやどの はなたちばなの いつしかも
たまにぬくべく そのみなりぬむ
★ 私の家の庭の花橘はいつになったら、玉に
貫き通せるように、その実がなるのだろう
巻８－1478 大伴家持
たまにぬくべく そのみなりぬむ
★ 私の家の庭の花橘はいつになったら、玉に
貫き通せるように、その実がなるのだろう
巻８－1478 大伴家持
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★ うのはなも いまださかねば ほととぎす
さほのやまへに きなきとよもす
★ 卯の花もまだ咲かないので、霍公鳥が佐保の山辺に
やってきては、鳴き声を響かせているよ
巻8－1477 大伴家持
さほのやまへに きなきとよもす
★ 卯の花もまだ咲かないので、霍公鳥が佐保の山辺に
やってきては、鳴き声を響かせているよ
巻8－1477 大伴家持
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★ ひとりいて ものもふゆふに ほととぎす
こゆなきわたる こころしあるらし
★ 独りいてもの思う宵に、霍公鳥がここを
通って鳴き渡って行く。私の思いをわかってくれているのだろうか？
巻８－1476 小耳田広耳
・こゆ→こ→ここ
ゆ→経過する場所
こゆなきわたる こころしあるらし
★ 独りいてもの思う宵に、霍公鳥がここを
通って鳴き渡って行く。私の思いをわかってくれているのだろうか？
巻８－1476 小耳田広耳
・こゆ→こ→ここ
ゆ→経過する場所
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★ なにしかも ここだくこふる ほととぎす
なくこえきけば こひこそまされ
★ 何でまたこれほどまでに恋しく思うのだろうか？
霍公鳥の鳴き声を聞くと、人恋しさがさらに増すと
言うのに・・・・
巻8－1475 大伴坂上郎女
・ ここだく→程度の甚だしい事
なくこえきけば こひこそまされ
★ 何でまたこれほどまでに恋しく思うのだろうか？
霍公鳥の鳴き声を聞くと、人恋しさがさらに増すと
言うのに・・・・
巻8－1475 大伴坂上郎女
・ ここだく→程度の甚だしい事
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★ いまもかも おおきのやまに ほととぎす
なきとよむらむ われなけれども
★ 今も大城の山に、霍公鳥は、鳴き声を響かせているだろうなぁ
自分はすでにもう聞くことはできないけれど・・・
巻８－1474 大伴坂上郎女
なきとよむらむ われなけれども
★ 今も大城の山に、霍公鳥は、鳴き声を響かせているだろうなぁ
自分はすでにもう聞くことはできないけれど・・・
巻８－1474 大伴坂上郎女
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