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★ ささなみの ひらやますぎの うみふけば
つるするあまの そでかへるみゆ
★ ささなみの 比良の山風が 海に吹くと
釣をする漁師の 袖がひるがえるのがみえます
巻9－1715 つきもと
つるするあまの そでかへるみゆ
★ ささなみの 比良の山風が 海に吹くと
釣をする漁師の 袖がひるがえるのがみえます
巻9－1715 つきもと
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★ おちたぎち ながるるみずの いはにふれ
よどめるよどに つきのかげみゆ
★ 落ちてはわき返り 流れる水が、岩に触れて
淀んでいる淀に、月の影が映っているのが見えます
巻9－1714
よどめるよどに つきのかげみゆ
★ 落ちてはわき返り 流れる水が、岩に触れて
淀んでいる淀に、月の影が映っているのが見えます
巻9－1714
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★ たぎのうへの みふねのやまゆ あきつへに
きなきわたるは たれよぶこどり
★ 激流のほとりの御船山を越して秋津野のほとりにやってきて
鳴き渡るのは、誰を呼ぶ呼子鳥だろう
巻９－1713
きなきわたるは たれよぶこどり
★ 激流のほとりの御船山を越して秋津野のほとりにやってきて
鳴き渡るのは、誰を呼ぶ呼子鳥だろう
巻９－1713
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★ あまのはら くもなきよひに
ぬばたまの よわたるつきの いらまくをしも
★ 天上広く雲を留めない夜に ぬばたまの夜空を
渡る月の 没してしまうことが 惜しいことです
巻９－1712
ぬばたまの よわたるつきの いらまくをしも
★ 天上広く雲を留めない夜に ぬばたまの夜空を
渡る月の 没してしまうことが 惜しいことです
巻９－1712
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★ ももづたふ やそのしまみを
こぎくれど あはのこしまは みれどあかぬかも
★ 数えて百にいたる八十の多くの島のまわりを
漕いで来たけれど、この粟の小島こそ見飽きないことです
巻９－1711 柿本人麻呂歌集
こぎくれど あはのこしまは みれどあかぬかも
★ 数えて百にいたる八十の多くの島のまわりを
漕いで来たけれど、この粟の小島こそ見飽きないことです
巻９－1711 柿本人麻呂歌集
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