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★ しおまつと ありけるふねを しらずして
くやしくいもを わかれきにけり
★ 潮待ちして出航を延ばしていることも
知らないで、残念にも妻と別れてきて
しまったことです
巻15－3594
くやしくいもを わかれきにけり
★ 潮待ちして出航を延ばしていることも
知らないで、残念にも妻と別れてきて
しまったことです
巻15－3594
[0回]
★ おほともの みつにふなのり こぎいでば
いづれのしまに いほりせむわれ
★ 大伴の御津に船乗りして漕ぎだした後は
どこの島に宿るのだろう。
巻15－3593
いづれのしまに いほりせむわれ
★ 大伴の御津に船乗りして漕ぎだした後は
どこの島に宿るのだろう。
巻15－3593
[0回]
★うなはらは うきねせむ よるはおきつかぜ
いたくなふきそ いももあらなくに
★広い海上に漂いつつ寝る夜は沖の風よ
、ひどくな吹くな。共寝の妻もいないあのに
巻15－3592
いたくなふきそ いももあらなくに
★広い海上に漂いつつ寝る夜は沖の風よ
、ひどくな吹くな。共寝の妻もいないあのに
巻15－3592
[0回]
★いもありしと ときはあれども わかれては
ころもでさむき ものにそありける
★妻といた時は良かったが別れてからは衣の
袖が寒いものだのなあ
巻14－3591
ころもでさむき ものにそありける
★妻といた時は良かったが別れてからは衣の
袖が寒いものだのなあ
巻14－3591
[0回]
★ いもにあらず あらばすべなみ いわねふむ
いこまのやまの こえてあがくる
★ 妻に逢わずにいると何もする術もなく
岩石けわしい生駒を越えてこそ、私は
やってきた
巻15－3590
いこまのやまの こえてあがくる
★ 妻に逢わずにいると何もする術もなく
岩石けわしい生駒を越えてこそ、私は
やってきた
巻15－3590
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