万葉歌手辻友子
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2024/11/29 (Fri)
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相聞>巻15-3621「わが命を 長門の戸に 島の小松原 幾代を経てか 神さびわたる」
★ わがいのちを ながとのとに しまのこまつばら
いくよをへてか かむさびわたる
★わが命を長くと願う、長門の島の小松原、どれほどの
歳月を経て、これほど神々しくなってきた来たのだろう
巻15-3621
[0回]
2015/12/23 (Wed)
万葉たまゆら
相聞>巻15-3620「恋繁み 慰めかねて ひぐらしの 鳴く島陰に 廬するかも」
★ こひしげみ なぐさめかねて ひぐらしの
なくしまかげに いほりするかも
★ 絶えまない恋の苦しさが慰められないまま
、ひぐらしの鳴く島べに船を寄せて仮の
宿りをとることよ
巻15-3620
[1回]
2015/12/23 (Wed)
万葉たまゆら
相聞>巻15-3619「磯の間ゆ 激つ山河 絶えずあらば またもあひみむ 秋かまたけて」
★ いそのまゆ たぎつやまかわ たえずあらむ
またもあひみむ あきかたまけて
★ 磯の間に激しく流れ落ちる山河のようにわが命も
絶えずあれば、また妻と逢えるだろう
巻15-3619
[0回]
2015/12/23 (Wed)
万葉たまゆら
相聞>15-3618「山川の 清き川瀬に 遊べども 奈良の都は 忘れかねつも」
★ やまかわの きよきかわせに あそべども
ならのみやこは わすれかねつも
★ 山の川が清らかな浅瀬に遊ぶのだろうが
やはり奈良の都が忘れがたいよ
巻15-3618
[0回]
2015/12/23 (Wed)
万葉たまゆら
相聞>巻15-3617「石走る 滝もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 都し思ほゆ」
★ いはばしる たきもとどろに なくせみの
こえをしきけば みやこしおもほゆ
★ 岩を流れおちる滝もとどろくほどに
鳴く蝉の声を聞くと、都がしのばれることよ
巻15-3617
[0回]
2015/12/23 (Wed)
万葉たまゆら
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