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★ わたつみの うみにいでたる しかまがは
たえむひにこそ あがこひやまぬ
★ わたつみの海に流れ出る飾磨川の水が
絶える日があれば、その日にこそ
私の恋は止むだろう
巻15－3605
たえむひにこそ あがこひやまぬ
★ わたつみの海に流れ出る飾磨川の水が
絶える日があれば、その日にこそ
私の恋は止むだろう
巻15－3605
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★ いもがそで わかれてひさに なりぬれど
ひとひもぴもを わすれておもへや
★ 妻と交じわす袖を離れて何日もたった
けれども、一日とて妻を忘れる事が
どうしてあろう
巻15－3604
ひとひもぴもを わすれておもへや
★ 妻と交じわす袖を離れて何日もたった
けれども、一日とて妻を忘れる事が
どうしてあろう
巻15－3604
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★ あおやぎの えだきおろし ゆたねまき
ゆゆしききみは こひわたるかも
★ 青柳の枝を切り下ろして田に刺し、忌み清めた
種を蒔くように、忌みかしこむべきあなたに、
恋つづけることよ
巻１５－3603
ゆゆしききみは こひわたるかも
★ 青柳の枝を切り下ろして田に刺し、忌み清めた
種を蒔くように、忌みかしこむべきあなたに、
恋つづけることよ
巻１５－3603
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★ あおあによし ならのみやこに たなびける
あまのしらくも みれどあかぬかも
★ 青丹が美しい奈良の都の、天上にたなびく
白雲はいつも見飽きない事です
巻15－3602
あまのしらくも みれどあかぬかも
★ 青丹が美しい奈良の都の、天上にたなびく
白雲はいつも見飽きない事です
巻15－3602
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★しましくも ひとりありえる ものにあれや
しまのむろにき はなれてあるらむ
★ 暫くの間でも、一人でいることが
どうしてできるのだろうか。島の
ムロの木は何故離れ磯にいるのだろうか
巻15－3601
しまのむろにき はなれてあるらむ
★ 暫くの間でも、一人でいることが
どうしてできるのだろうか。島の
ムロの木は何故離れ磯にいるのだろうか
巻15－3601
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