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★ 天地の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を 天の原 振り放け見れば
渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲の い行きはばかり 時じくそ 雪は降りける
語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 富士の高嶺は
★ あめつちの わかれしときゆ かむさびて たかくたふとき するがなる ふじのたかねを
あまのはら ふりさけみれば わたるひの かげもかくらひ てるつきの ひかりもみえず
しらくもの いゆきはばかり ときじくそ ゆきはふりける かたりつぎ いひつぎゆかむ
ふじのたかねは
巻3-317 山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)
★ 天と地が初めて分かれた時から、神々しく貴い駿河の富士山を、天空はるか遠くまで
振り仰いで見ると、空を渡る太陽の光も、富士山に隠れて、照る月の光も見えないほどである。
白雲も行く手をさえぎられ、いつも雪が降っている。
いつまでも語り継ぎ、言い継いで行こう・・・この神々しく美しい富士の山の事を・・・・