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★ かむなびに ひもろきたてて いはへども
ひとのこころは まもりあへぬもの
★ 神奈備山に、ひもろきを立てて、大切に
するようにしてはいても、人のと言うものは
守ることが出来ないものです。
巻11－2657
神奈備山→神の降臨する山や森
ひもろき→神の降り代として立てる木
ひとのこころは まもりあへぬもの
★ 神奈備山に、ひもろきを立てて、大切に
するようにしてはいても、人のと言うものは
守ることが出来ないものです。
巻11－2657
神奈備山→神の降臨する山や森
ひもろき→神の降り代として立てる木
[1回]
★ あまとぶや かるのやしろの いはひつき
いくよまであらむ こもりづまそも
★ 天を飛ぶよ 軽の社に祀る聖なる槻の木のように
一体いつまで隠しておかなければならない隠妻なの
でしょうか
巻11－2656
天飛ぶや→枕詞→天空を飛ぶ雁の意
雁を軽に類音で接続
いくよまであらむ こもりづまそも
★ 天を飛ぶよ 軽の社に祀る聖なる槻の木のように
一体いつまで隠しておかなければならない隠妻なの
でしょうか
巻11－2656
天飛ぶや→枕詞→天空を飛ぶ雁の意
雁を軽に類音で接続
[0回]
★ くれないの すそひくみちを なかにおきて
われかかよはむ きみかきまさむ
★ 紅の裳裾を引いて行く道を、間に置いて
私が通いましょうか、貴方が来てくださいますか？
巻11－2655
われかかよはむ きみかきまさむ
★ 紅の裳裾を引いて行く道を、間に置いて
私が通いましょうか、貴方が来てくださいますか？
巻11－2655
[0回]
★ きみにこひ いねぬあさけに
たがのれる うまのあのとそ われにきかする
★ あなたに恋して寝られずに迎えた夜明けに
誰が乗った馬の足音なのか・・・私に
聞かせることです。
巻11－2654
たがのれる うまのあのとそ われにきかする
★ あなたに恋して寝られずに迎えた夜明けに
誰が乗った馬の足音なのか・・・私に
聞かせることです。
巻11－2654
[0回]
★ うまのおとの とどともすれば
まつかげに いでてそみつる けだしきみかと
★ 馬の足音がどんどんと響くと、松影に出て行っては見ました。
もしかしたら、あなたかと思って。
巻11－2653
とどともすれば→馬の足音の擬音語
まつかげに いでてそみつる けだしきみかと
★ 馬の足音がどんどんと響くと、松影に出て行っては見ました。
もしかしたら、あなたかと思って。
巻11－2653
とどともすれば→馬の足音の擬音語
[0回]