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★ わがせこが あさけのすがた よくみずて
きょうのあひだを こひくらすかも
★ わたしの愛しいお方が、朝お帰りになる姿を
良く見ないで、今日一日の間を恋い暮らすことです。
巻12－2841 柿本人麻呂歌集
きょうのあひだを こひくらすかも
★ わたしの愛しいお方が、朝お帰りになる姿を
良く見ないで、今日一日の間を恋い暮らすことです。
巻12－2841 柿本人麻呂歌集
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★ いくばくも ふらぬあめゆゑ わがせこが
みなのここだく たぎもとどろに
★ それほど降ってもいない雨だったのに、私の愛しいお方の
噂がしきりで、滝の音のようにとどろくばかりです
巻11－2840
・御名のここだく→ 名→噂
→ここだ→程度の甚だしい意
みなのここだく たぎもとどろに
★ それほど降ってもいない雨だったのに、私の愛しいお方の
噂がしきりで、滝の音のようにとどろくばかりです
巻11－2840
・御名のここだく→ 名→噂
→ここだ→程度の甚だしい意
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★ かくしてや なほやまもらむ
おほあらきのもりの しめにあらなくに
★ こうやって、わたしはずっと、見守り
続けるのだろうか？私は大荒木の浮田の杜の
標縄ではないのに
巻11－2839
・かくしてや→このような状態のままで
・なほや守らむ→なほ→やはり、それでも
→守る→外からずっと見守り続ける意
おほあらきのもりの しめにあらなくに
★ こうやって、わたしはずっと、見守り
続けるのだろうか？私は大荒木の浮田の杜の
標縄ではないのに
巻11－2839
・かくしてや→このような状態のままで
・なほや守らむ→なほ→やはり、それでも
→守る→外からずっと見守り続ける意
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★ かはかみに あらふわかなの ながれきて
いもがあたりの せにこそよらめ
★ 川上で洗う若菜が流れてきて、妻のいるあたりに
瀬に寄るように、私も寄りたいものだ
巻11－2838
いもがあたりの せにこそよらめ
★ 川上で洗う若菜が流れてきて、妻のいるあたりに
瀬に寄るように、私も寄りたいものだ
巻11－2838
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★ みよしのの みぐまがすげを あまなくに
かりのみかりて みだりてとむとや
★ み吉野の、川隈の菅を編んでもいないのに
刈るだけ刈って、私の心を乱そうとなさるのですか？
巻11－2837
・水隈→川隈→川の曲がり目の人の目につきにくい所
かりのみかりて みだりてとむとや
★ み吉野の、川隈の菅を編んでもいないのに
刈るだけ刈って、私の心を乱そうとなさるのですか？
巻11－2837
・水隈→川隈→川の曲がり目の人の目につきにくい所
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