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★たてこもの たちのさわきに あひみては
いもがこころは わすれせむかも
★立薦の出立の騒ぎの中で 逢った妻の心は
わすれられないよ
丈部与呂麻呂
巻19－4354
いもがこころは わすれせむかも
★立薦の出立の騒ぎの中で 逢った妻の心は
わすれられないよ
丈部与呂麻呂
巻19－4354
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★ いへかぜに ひにひにふけど わぎもこが
いへごともぢて くるひともなし
★家の方からの風は日々吹くのだが、わが妻の
家からの言葉を持ってくる人もいない
丸子大歳
巻19－4353
いへごともぢて くるひともなし
★家の方からの風は日々吹くのだが、わが妻の
家からの言葉を持ってくる人もいない
丸子大歳
巻19－4353
[0回]
★ みちのへの いまらのすえに はほまめの
からまるきみを わかれかゆかむ
★ 道のほとりのイバラの先に、はい伸びる豆のつるが
からまるようなあなたを、後に置いて私は行くのか
丈部鳥
巻19－4352
からまるきみを わかれかゆかむ
★ 道のほとりのイバラの先に、はい伸びる豆のつるが
からまるようなあなたを、後に置いて私は行くのか
丈部鳥
巻19－4352
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★ たびごろも やえぎかさねて いのれども
なほはださむし いもしあらねば
★旅の衣を幾枚も重ねて寝ていてもやはり肌寒い。
衣は妻ではないので
玉作部国忍
巻19－4351
なほはださむし いもしあらねば
★旅の衣を幾枚も重ねて寝ていてもやはり肌寒い。
衣は妻ではないので
玉作部国忍
巻19－4351
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★ にわなかの あすはのかみに こしばさし
あれはいははむ かえりくまでに
★庭の中の阿須波の神に小柴をさし供え、私は身を
きよめて行こう。無事に帰ってくるまでには
若麻読部諸人
巻19－4350
あれはいははむ かえりくまでに
★庭の中の阿須波の神に小柴をさし供え、私は身を
きよめて行こう。無事に帰ってくるまでには
若麻読部諸人
巻19－4350
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