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★ ぬばたまの いもがほすべく あらなくに
わがころもでを ぬれていかにせむ
★ 愛を交わす妻が乾かし慰めてくれるべくもないのに
、この衣手が、濡れてしまえばいいのに
巻15－3712
わがころもでを ぬれていかにせむ
★ 愛を交わす妻が乾かし慰めてくれるべくもないのに
、この衣手が、濡れてしまえばいいのに
巻15－3712
[0回]
★わがそでは たもととおりて ぬれぬとも
こひわすれがい とらずはならじ
★ 私の袖がたもとまですっかり濡れてしまうとも
、恋のつらさを忘れて貝は、何としても取ろう
巻15－3711
こひわすれがい とらずはならじ
★ 私の袖がたもとまですっかり濡れてしまうとも
、恋のつらさを忘れて貝は、何としても取ろう
巻15－3711
[0回]
★ しおひなば またもわれこむ いざゆかむ
おきつしおさい たかくたちきぬ
★ 潮が引いたなら、またもやって来ようと
。さあ 引き上げとうでもないか、沖からの
潮なりが高く成りだしではないか
巻15－3710
おきつしおさい たかくたちきぬ
★ 潮が引いたなら、またもやって来ようと
。さあ 引き上げとうでもないか、沖からの
潮なりが高く成りだしではないか
巻15－3710
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★ いへづとに かいひろうと おきへより
よせくるなみに ころもでぬれぬ
★ 家への土産として、貝を拾うと、沖から
寄せて来る波に袖が濡れてしまう
巻15－3709
よせくるなみに ころもでぬれぬ
★ 家への土産として、貝を拾うと、沖から
寄せて来る波に袖が濡れてしまう
巻15－3709
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★ ものおもふと ひとにはみえじ したひもの
したゆこゆるに つきそへにける
★ 物思いに沈んでいるとは人には知られないだろう。
しかし下紐のように下心に家に恋しているだろう
巻15－3708
したゆこゆるに つきそへにける
★ 物思いに沈んでいるとは人には知られないだろう。
しかし下紐のように下心に家に恋しているだろう
巻15－3708
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