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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ おくれいて こひつつあらずは おひしかむ みちのくまみに しのゆへわがせ

★ 後に一人残されて、恋慕いてくるしんでいないで、追いついていきたい。だから、

  お願いです。道の曲がり角にしるしの紐を結んでおいてください。愛しいあなた様。

                                      巻2-115    但馬皇女

穂積皇子に勅(みことのり)して志賀の山寺に遣はしし時に、但馬皇女の作りませる御歌一首

とあります。なぜ、穂積皇子が志賀の山寺に行かされたのかは記されていませんが、

この歌の流れから、人知れぬ恋が発覚して、お咎めをうけたと予測されます。

今とは、性というものへの感覚が全く違っていた時代とはいえ、皇室関係者や天皇の周りは

いろいろと口騒がしく言う人もいらしたことでしょう。

でも、止められないから恋・・・人知れぬから・・尚更、思いがつのるのでしょうね・・・

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★ ひとごとを しげみこちたみ おのがよに いまだわたらぬ あさかわわたる

★ 人が私たちの事をうるさくいうので、生まれて初めて渡った事のない、夜明けの川を渡って

  あなたに会いに行きました


                                            巻2-116   但馬皇女

お~女性は強し!まさか、着物を着て泳いでいったわけではないでしょうから、

浅い川と朝川を掛けてるかな??浅い川にしても、川を渡ってまで、あなたに会いたいという

行動力・・・・う~ん、中々です。

ただ、この時代は女性はひたすら待つ身、男性はよりどりみどりといっては、失礼でしょうかしらん

でも、そのような時代風土の中で、女性が川を渡って会いに行くというのは、やはり、凄い事かも

男性諸氏はたじたじででしょうか・・・でも、穂積皇子も、この後、但馬皇女が亡くなられて、

巻2-203で、但馬皇女を偲んで和歌を詠んでいます。

お楽しみに・・・・・・

 

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★ あきのたの ほむきのよれる かたよりに きみによりなな こちたくありとも

★ 秋の田の稲穂の向きが風に靡いてどちらかに偏るように、あなたに心を

 寄せていきたいことです。人から、悪い噂を立てられようとも・・・・

                                         巻2-114   但馬皇女

高市皇子・穂積皇子・但馬皇女との三角関係の中で、詠まれた歌です。

但馬皇女と高市皇子は異母兄妹で夫婦です。その当時は珍しい事でも何でもありませんでした。


いつの時代も人を恋する気持ちを偽る事は出来ないのですね・・・

恋と言うもの・・・厄介だけれど、魅惑的なもの・・・

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チェンマイから戻ったら、当然、金木犀の香りは消えてしまって、11月に向かう涼しい風が

吹いていました。

でも、チェンマイ恋しや、ホォー、ヤレ、ホォー

    タイカリー恋しや、ホォー、ヤレ、ホォー

香草をおなかいっぱい食べたせいか、和食に未だ食指が動きません。

タイ式マッサージも合うようです。

象さんにも乗らず、お寺めぐりもしなかったけれど、

何ものにも変えられない思い出深い旅でした。

人生は旅・・・旅は思い出・・・だから、人生は思い出

なんちゃって・・・

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