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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ふじなみの はなはさかりに なりにけり ならのみやこを おもほすやきみ

★ 藤の花が 波打つように花の盛りになった事です・・・・奈良の都を思い出しておられますか?

  我が君よ・・・・

            巻3-330  防人司佑大伴四綱(さきもりのつかさのすけおほとものよつな)

君・・・とありますから、都の天皇に向けてではありませんね・・・天皇でしたら「大君」となります。

ということは、君が代は天皇に向けて詠われた歌ではないということですね・・・・

もしそうでしたら、大君が代は・・・となりますから・・・・ふむふむ

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お料理の塩加減ってほんとに、難しい・・・

私の主人は九州は大分の更に山奥、竹田という滝廉太郎の生家の近くに住んでいる。

高校時代までかれはその、ど田舎で過ごした。

鉄砲水にうたれて、死にそこなったり、木登りしておっきな蜂の巣に頭をつっこんだりと、

まぁ、いろいろとやんちゃをしていたらしい。

ところで、主人の母・・・姑の作る山菜料理は絶品!

結婚して、

初めて主人の実家に行き、テーブルの食事を見て驚いた・・・・

だって、ほとんど茶色・・・

しかも!!太いミミズが山ほど皿に盛られてあった!ぎゃぁー(これについては又後ほど)


とりわけ、美味しかったのは、しめじのつくだに・・・

私はまず、つくだにって嫌い。どれもこれも味が濃すぎて甘くて、辛い。

なのに、姑の作ったしめじはえもいわれぬおいしさ・・・・


これを食べた人は、限定発売で商売にしたら絶対売れるとか、東京の料亭でだしたら・・・

とか言われるのだが、

年を取った姑は相手にしない・・・


年を取ったじいさんと

「きょうあたりどうかのう」

「そうじゃーなぁー」

などと、日本昔話のような会話をして、

二人はえっちらおっちらとでていく。


収穫があった日は、もう大変!

徹夜の作業である・・・新鮮さが命なのだ。

その日のうちに、夜を徹しての作業で佃煮を作る。

調味料はおしょうゆだけ!ひぇ~うそでしょう?それだけでこんな味が出るの~?


塩梅(あんばい)なんですね~かないません・・・ほんま・・・・


大都会東京で厳し~い修行を積んでいる料理人のみなさま・・・味の秘密って・・・・??

ところで、ふとミミズと思ったのは、みたこともないような太いゼンマイの煮付けでした。チョン!!

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★ わたつみの おきにもちゆきて はなつとも うれむそこれが よみがへりなむ

★ 海神のいる沖に持っていって、放ったとしてもどうしてこれが、よみがえることでしょうか?

う~ん、ちょっと、なんというか・・・・

ある娘子等の つつめるほしあわびを贈りて、たはむれに通観僧の咒願(しゅぐわん)を請ひし時に、

通観の作れる歌・・・・とあります。

干したあわびは、枯れた女の意・・・・それに僧から呪文を唱えてもらい、放生し、蘇生を願う・・・

戯れて・・・とあるから、娘たちは、面白半分で僧をからかったのでしょうか・・・・?

それにしても、きつい冗談ですね・・・・・海の神様でも蘇生は叶うまい・・・とのこと・・・

よみがえるは・・・・黄泉から帰る・・・・日本語とはよくできたものですね。

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★ みわたせば あかしのうらに ともすひの ほにそいでぬる いもにこひふらく

★ 遠く見渡すと、明石の浦に灯す漁火が、飛び出る稲穂のように、人の目に付く・・・・まるで、

   私の妻への思いのように・・・・・

                               巻3-326 門部王(かどべのおほきみ)

ほのお・・・炎・・・・ということばは、全部ほぉのぉおぉです。母音が全部「お」です。

稲穂のほもほぉです。思いと言うのは、人に送るもの・・・・・だからでしょうか・・・・送る母音が使われ

ています。

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★ あをによし ならのみやこは さくはなの におふがごとく いまさかりなり

★ 青丹も美しい奈良の都は、咲き誇る花が今、輝くばかりの盛りの頃です。

         巻3-328  大宰少弐小野老朝臣(だざいのせうにをののおゆのあそみ)

今の福岡県の大宰府に使わされた官吏の詠んだ、都を思う歌です。

あまりにも、有名ですね。でも、あまり寂しく恋い慕うというよりは、断定的に言い切っている所が、

遠く九州の地にいる自分をまるで都にいるかのように詠っていて、思いの強さを余計に感じる事

ですね・・・

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