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翌日は、ホテルまで小西さんご家族が迎えに来てくださった。
最後まで、礼節を忘れない日本男児の小西さんである。
天山先生にすっかりなついたなっちゃんも、また、来てくれた。
空港まで、送っていただく。
本当に何から何まで小西さんにお世話になりました。
誠にありがとうございました。
これから、バンコクへ飛ぶ・・・そして、バンコクで一泊して、翌日の夜中のフライトである。
バンコクの空港は素晴らしく立派・・・・着いたのは夜であった。
天山先生とコウタさんの配慮により、今度は、コウタさんのアパートを借りずに、空港から近い
ホテルを取ってくださった。
それも、ナナホテルと言う、なんとも奇妙な、1泊 1800円のホテル・・・掲示板にも書いたが
アラブ人と黒人ばかり、いよいよ妖しげで、面白そう・・・。
早速、その夜は、お二人が初めてのタイへの旅のときから、辛いもの好きの千葉さんに
食べさせてあげたいと言っていた、アラブ人経営のカレー屋さんに、言った。
とにかく、妖しくてざわざわしていて、美味しくて言う事なし!
ホテルの方も、なんだか、カップルがやたら出入りして、たくましい黒人やら、アラブ人やら・・・
不思議で、ちょっと危険そうな人ばかり・・・
妖しい街やホテルの方が、人の息遣いがモロに感じられて、生き生きとしている・・・・よくも
悪くも・・・・確かに、事件に巻き込まれない用心は必要ですが・・・
翌日は、朝食を近くの屋台で食べて、後は出発まで自由行動というこになりました。
私も、一人で街をぶらぶらして、インターネットカフェに行ったり、街行く人を眺めたり、
市場をくまなく見て廻ったり・・・・・お昼時になると、ホテルの従業員やオフィスレディーや
オフィスボーイが、どっと繰り出してきます。
丸の内のオフィスレディーと違って、こちらは、みんな市場や屋台で食事・・・・・
目の前で調理している店がいくつも並んでいる市場で、衛生面や、中身をチェックしながら
昼ごはんを選びます。
私は最初、汁そばの予定でしたが、きしめんみたいな焼そばを作っているお兄さんが、
きりきりっとしていたので、そこで、昼食を買いました。
美味しくて評判の店なのか、元気なおじいさんがしゃっしゃか、しゃっしゃかと作っている
汁そばのみせは行列が出来ていました。
そこに、住んでいる人、働いている人の生活の場というのは、その国に直に触れて居る感じが
して、楽しいものです。
結局、夕飯はみんなで、また、カレー屋に行きました。
まぁるいナンと美味しいカレーに、最後のココナッツジュース、マンゴを食べて、
タイでの最後の食事が終わりました。
ああ~
後は夜11時の出発まで、ホテルで待機です。それから、空港に行き、3時半のフライトまで
待ちます。かなり、ハードそうですが、楽しかった。
と、言っても、空港では、三人は殆ど椅子で寝ていて、木村先生のみ、元気で歌ったり踊ったり
していらしたようです。
今度、飛行機に乗ると、6時間ほどで日本です。
10日間、深くて、濃い旅の終わりが近づいてきました。
一応、二人の娘を育てた??育てている・・・・まぁ、いいとして、人並みの親のように、悩んだり
楽しんだり、してきた。
子育て本や、心理学の本も、数え切れないほど読んだ・・・・。
次女を育てているころは、スポック博士の育児書が流行っていた。
母乳は飲みたがる時に飲ませるとか何とか・・・・長女の頃、何の育児書が流行っていたか忘れたが
初めての育児でもあり、やたらに本を読んだ・・・・3時間ごとに母乳を飲ませるとかなんとか
書いていて、泣いている長女に飲ませたくて張るおっぱいを押さえたりしていた。
今、思うと疑問が沸いて来る・・・・
あの本を書いた男の先生方はどれほど、育児に関わってきたのだろうか・・・・
どれほど、育児の実体験があったのだろうか・・・・疑問に思う・・・・
泣く子をあやす妻の隣で、古い心理学の本などを紐解きながら書いていたのではないだろうか
もし、そうだとしたら、読んで参考にしていた私って・・・・なんて、アホなんだろう。
経験に勝るものは無い・・・・それは、全ての事に通じると今、思う。
馬鹿馬鹿しくなって、次女の時は、実家の母が、もうやめさせない・・・といっても、母乳を
飲ませていた・・・おやつ代わりに・・・・とことこ、部屋を歩きながら、私の胸に吸い付き、
母乳を飲む・・・まるで、猿の親子だった。
知識を持って、偉いと言われる先生に断定されると、学歴社会・偏差値社会の私は弱い・・・・
でも、本当に大切なのは、知恵と伝統だと、実感として、断定する。
偉くもなく、知識もない私だが、断定する。
本当に、人が生きていくのに必要なのは、知恵と伝統である。
・・・・・・・そういえば、知恵と力と勇気を持って・・・・という、漫画の主題歌があったなぁ・・・
年がばれてしまう・・・・
★ みよしのの たままつがえは はしきかも きみがみことを もちてかよはく
★ 美しい吉野の松の枝は、なんと慕わしく思えることでしょう・・・・あなたのお言葉を持って
ここまで通ってくるとは・・・・
巻2-113
吉野より、苔生せる松が枝を折り取りて 遣はしし時に、額田王の奉り入れたる歌1首
とあります。
持統天皇が弓葉皇子にそれを、命じたという説もありますが、私は、もっと、違う感情が
二人の間に流れていたと思います。それは、男女の愛とか、熟女好みとか、そんなちんけな
言葉で限定されるものではないと思います。労わりなのか、情なのか、慈愛なのか、どの言葉も
適切でない・・・言葉に限定されない・・・・万葉の人々の心は、限定されないのです。
ただ・・・・・思い・・・・思う・・・なのです。現代の、人の心を何かに縛りつけようとする時代性と
は、全く違いますね・・・・・
仮寝を取り、エネルギーを蓄えた、木村先生、千葉真康さん、私の三人は夜の妖しいバザーに
繰り出した。コウタさんは、チェンマイの友人宅へ行ったそうだ。
バザーを眺めながら、ダイエーのフードコートならず、チェンマイのフードコートへと向かう・・・
去年も来た所だ。確か、豪華なホテルの傍の橋で、母子の物乞いの人に、木村先生が
衣類支援をした。そのときの私は物乞いの女性に声を掛ける勇気が無かったが、
今なら、何のてらいも無くするだろう・・・・
「衣類を使いませんか?古着ですが、品質は日本のもので良いですよ。良かったら
使ってください」と・・・・・・行為とは、そういうものなのだろう・・・本を読んだだけでは、私は
そのように変わることは出来なかった。愚かな人間のひとりだから・・・・・
木村先生は勝手知ったる場所のようにどんどんと歩き進んでいく・・・ともすると、見失うほど
である。私達の後ろからどこからともなく現れる、民族衣装を着けた、蛙の鳴声のする木の
おもちゃを持ったおばさんたち・・・・ぐわっぐわっと、上手に鳴らしながら、行進のように我々の
後を付いてくる・・・・消えてくれ~やっっと、消えた・・・・と、思ったら、物影からまた、ぐわっぐわっ
最後には会うたびに笑ってしまった。
フードコートでみなさんに大盤振る舞いして奢った・・・・3,4百円ほどであろうか・・・・そろそろ
みんな胃も疲れてきたので、汁そばにした。その後、デザートをということで、私はワッフルを捜し
求めたが、無かった・・・去年はあったのに・・・・仕様が無いので、千葉さんと生ココナッツジュース
を飲んだ。そうそう、クレープのまずいのにバナナを巻いてバターを焼いたものに、たっぷりの
チョコをかけたものも買った。90円だった。甘過ぎて、食べれない・・・・ココナッツジュースが
一番!!これは、天然の点滴みたいなものだから、元気が出る。
それから、バザーを見ながら、お土産を選んだ。私好みのお香の店が一つあり、嬉しくて
いくつも買った。お香の買い物はなかなか難しいのだ。匂いの好みもあるが、お香の質選びが
問題である。空港のお香が小奇麗だが、混ざり物があり、トイレの芳香剤みたい・・・タイは
コンビニエンスストアにもお香が日本蚊取り線香のように売っていて、それは、色や香りは
強くないが、良い匂いだった。バザーでは、その中間。美しい色とりどりのお香・・・匂いも
様々・・・安いので10袋ほど買った。他にいくつか、買って、お土産はおしまい・・・・観光旅行では
無いからね・・・・それから、いつものように水を買って、部屋に戻った。
疲れが少しずつ溜まって居るのが分かる。シャワーを浴びてさっさと眠りについた。