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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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声が大きいと言う事と、声が響くと言うのは、

全く違うことです。

今時は、子供からお年寄りまでカラオケを楽しみます。

それは、とても良い時代と思うのですが、

実際に、ホールや、もしくは、野外などで

歌う声として通用するかどうか

というのは、全く違う問題です。


概して声が大きいというのは、側鳴りする場合が多いです。

側鳴りとは、側で聞くと、凄く大きな声に聞こえるのですが、

大きなホールでは、途中でストーンと、声が落ちて、後ろには

全く響いてきません。


片や、声が響くというのは、反響の違いはあっても、

大きなホールで、後ろまできれいに声が響いてきます。

隅々まで声が響き渡る・・とでも申しましょうか・・・

言葉もきちんと聞こえてきます。


私の師匠 藤岡宣男は、まさにこのように歌っておりました。

だからこそ、私は、師事をしたのです。


人は骨導音と回りに響いている自分の声を聞きます。

骨導音は、自分以外の人は聞く事が出来ません。

体の中で響いている振動だからです。

だから、人は自分の本当の声を一生聞くことは

出来ないのです。


体が楽器の、「歌う」と言う事は、だから、どうしても

ボイストレーニングをしてもらう人が必要なのです。

客観的に判断をしてもらう為にも・・・・


本当に、響いているときは、自分の中の振動は少なく

なんだか、頼りない声を出している感じがします。

そのとき、声の響きは体を離れ、遠くへ飛んでいます。

体に手ごたえを感じている内はダメなのです。


だから、師匠 藤岡宣男は、いつも私にこう言っていました。

体の中に意識を向けて、フォームで歌いなさいと・・・・





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