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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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自然なご縁とともに、参加させていただいた、今度の行事を通して、

私なりに感じたことを、折々記したいと思います。


・お白石持行事は、庶民の行事です。庶民は入れない

 外宮・内宮の神域に、このときばかりは庶民も入れるのです。

 それは、400年前の室町時代から(戦国時代は、中断しましたが)

 江戸時代になって、復活。それ以来、続いてきたこの行事。

 
 老いも若きも、子供も、様々な職種の人も一緒になって、

 エーンヤと掛け声を懸けながら、太い縄で、奉曳き車を引く。

 いつの間にか、エーンヤの掛け声で、みんなと心が一つに

 なっていく。神領民の人はお互い知っているが、一日神領民である

 私も、自然にその輪の中に、完全に溶け込み、思いっきり

大きな声を出して楽しんでいた。

 述べ25万人と言う。


 今のように、お祭り気分ではなく(私だけか・・・)、私の思いは、

奈良の大仏様の 建築などを、思い出していた。

食料は無く、飢饉が流行り、餓死者が続出した あのころに、

天皇陛下の御命令で、貧しい庶民が一丸となって、建てた大仏様・・


 楽しむというより、様々な建築材料を運んだりするときに、

体力も落ちていたであろう.


 そのころの庶民は、こうやって、掛け声を掛け合って、心を一つにし、

励ましあう為にもエーンヤなどの掛け声や、独特の節回しの唄などが、

必要だったのであろう・・・

 
それは、一つの民謡の原点だなと、その時代の庶民達に思いを馳せながら、


 私は、ふと綱を引いて、大きな掛け声を出していた。

       ・・・・・・続く・・・・・

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