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★ わすれぐさ わがひもにつく ときとなく
おもひわたれば いけりともなし
★ 忘れ草を私の紐に、着ける。いつと定めず物を
思い続けると、生きているとも思えない
巻12－3060
・時と無く→ 特定の時とてなく
おもひわたれば いけりともなし
★ 忘れ草を私の紐に、着ける。いつと定めず物を
思い続けると、生きているとも思えない
巻12－3060
・時と無く→ 特定の時とてなく
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★ ももにちに ひとはいふとも
つきくさの うつろうなさけ わがおもはなくに
★ あれこれとうるさく人が噂したとしても、
月草染めのように変わりやすい心を、
どうして私が持ったりするでしょうか？
巻12－3059
・ 百に千に→数の多い
つきくさの うつろうなさけ わがおもはなくに
★ あれこれとうるさく人が噂したとしても、
月草染めのように変わりやすい心を、
どうして私が持ったりするでしょうか？
巻12－3059
・ 百に千に→数の多い
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★ あさぢはら ちふにあしぶみ こころぐみ
わがもふこらが いえのあたりみつ
★ 浅茅原のその生えた芽に足を踏み入れるように
心が切なくて苦しくてならないので、私が思う
あの子が思う家の辺りを見ました。
巻12－3057
・ 心ぐみ→切なく苦しい
わがもふこらが いえのあたりみつ
★ 浅茅原のその生えた芽に足を踏み入れるように
心が切なくて苦しくてならないので、私が思う
あの子が思う家の辺りを見ました。
巻12－3057
・ 心ぐみ→切なく苦しい
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★ いもがかど ゆきすぎかねて くさむすぶ
かぜがふきとくな またかへりこむ
★ あの子の家の門を行き過ぎかねて、草を結びをする。
風よ これを吹き解かないで・・・また、帰り来てみるから
巻12－3056
かぜがふきとくな またかへりこむ
★ あの子の家の門を行き過ぎかねて、草を結びをする。
風よ これを吹き解かないで・・・また、帰り来てみるから
巻12－3056
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★ いもがかど ゆきすぎかねて くさむすぶ
かぜふきとくな またかへりみむ
★ 妻の家の門を行き過ぎかねて、私は草を結ぶ。
風よ、これを吹き解くな。また、帰り来て
見ようものを・・・
巻12－3058
かぜふきとくな またかへりみむ
★ 妻の家の門を行き過ぎかねて、私は草を結ぶ。
風よ、これを吹き解くな。また、帰り来て
見ようものを・・・
巻12－3058
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