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★ わぎもこと ふたりわがみし うちよする
するがのねらは こひしくあるか
★妻と二人で見た、波寄せる駿河の国の、あの山は
恋しいことよ
春日部麻呂
巻19－4345
するがのねらは こひしくあるか
★妻と二人で見た、波寄せる駿河の国の、あの山は
恋しいことよ
春日部麻呂
巻19－4345
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★ わすらむて のゆきやまゆき われくれど
わがちちははは わすれせのかも
★ 忘れようとしつつ、野山をやって来たのだが
わが父母は 忘れられないなあ
商長麻呂
巻19－4344
わがちちははは わすれせのかも
★ 忘れようとしつつ、野山をやって来たのだが
わが父母は 忘れられないなあ
商長麻呂
巻19－4344
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★ わろたびは たびとおめほど いひにして
こもちやすらむ わがつまかなしも
★私の旅は、旅と思って我慢のしようもあるが、家に居て
子どもを抱えて瘦せているだろう妻が 悲しいよ
玉作部広目
巻19－4343
こもちやすらむ わがつまかなしも
★私の旅は、旅と思って我慢のしようもあるが、家に居て
子どもを抱えて瘦せているだろう妻が 悲しいよ
玉作部広目
巻19－4343
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★ まきばしら ほめてつくれる とののごと
いませははとじ おもかわりせず
★真木の柱を祝福して造った御殿のように、いらしてください、
母君よ。面立ちの変わることなく
坂田部首麻呂
巻19－4342
いませははとじ おもかわりせず
★真木の柱を祝福して造った御殿のように、いらしてください、
母君よ。面立ちの変わることなく
坂田部首麻呂
巻19－4342
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★ たちばなの みをりのさとに ちちをおきて
みちのながては いきかてぬかも
★橘の美袁利の里に父を残しておいて、長い道のりを
行きかねることです。
丈部足麻呂
巻19－4341
みちのながては いきかてぬかも
★橘の美袁利の里に父を残しておいて、長い道のりを
行きかねることです。
丈部足麻呂
巻19－4341
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