×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
PR
(長歌)
越の海の 角鹿の浜ゆ 大船に 真梶貫きおろし いさなとり 海路に出でて あへきつつ
わが漕ぎ行けば 丈夫の 手結が浦に 海未通女 塩焼くけぶり 草枕 旅にしあれば 独りして
見る験無み 海神の 手に巻かしたる 玉襷 懸けて偲ひつ 大和島根を
★ こしのうみの つのがのはまゆ おほふねに まかぢぬきおろし いさなとり うなぢにいでて
あへきつつ わがこぎゆけば ますらおの たゆひがうらに あまをとめ しほやくけぶり
くさまくら たびにしあれば ひとりして みるしるしなみ わたつみの てにまかしたる
たまだすき かけてしのひつ やまとしまねを
★ 越の海の角鹿の浜から、大船の両舷に梶を貫き通して、鯨を獲るという海に出て、
息も荒く、私が漕いでゆくと、立派な男子が着けるというたゆい・・・その手結が浦に、
あまおとめらが、塩を焼いている煙が立っている・・・しかし、わたしは草を枕の旅をして
いる身、独りで見てもなんともつまらないし、海神の手に巻いているという玉のような
襷を懸けるように、心を懸けて思ったことです・・・故郷の大和の国を・・・
巻3-366 笠朝臣金村
塩津山 うち越え行けば 我が乗れる 馬そ爪づく 家恋ふらしも
お友やん (2010年5月16日 21:12) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ しほつやま うちこえゆけば あがのれる うまそつまづく いへこふらしも
★ 塩津山を越えて行くと、私が乗っている馬がつまづく・・・・妻が行かないで欲しい・・・と
思っているのだろう・・・・。
巻3-365 笠朝臣金村(かさのあそみかなむら)
旅の途中で馬がつまづく・・・あまり良い事ではない・・・それを、妻が自分を恋慕っていると解釈する
・・・まぁ、なんでも良く解釈した方が良いけれど・・・この場合どうでしょうね。やりすぎ??