★ うめのはな さきてちりぬと ひとはいへど わがしめゆひし えだにあらめやも
★ 梅の花は咲いて散ってしまったよと人は言うけれど、私が印を付けておいた枝であろうか
・・・いいや、そんなことがあるはずはない・・・
巻3-400 大伴宿禰駿河麻呂(おおとものすくねするがまろ)
梅に女性を例える歌が並びます。梅の花は可憐で美しくこのころは、白梅が中心だったようです。
白く清らかで小さくて可憐な梅の花のような少女が、誰かのものになってしまった・・・そんな馬鹿
な・・・約束したではないか・・・
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