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★ やまもりは けだしありとも わぎもこが ゆひけむしめを ひととかめやも
★ 山の番人がもしいたとしても、坂上郎女と結んだ標を、誰が解いたりするでしょうか?
巻3-402 大伴宿禰駿河麻呂(おおとものすくねするがまろ)
万葉の恋のなんとおおらかな事でしょうか・・・二またとか不倫とか恋を卑しくする言葉が
現代には氾濫しているけれど、この時代の恋をうたうこころのおおらかさには、感服します。
何しろ、この歌は親族の集まり・・・多分、大伴家の宴(うたげ)の中で吟じられたもの・・・・
郎女の次女に、駿河麻呂は求婚しており、そうなると、なんと複雑な、現代だと、破廉恥で
週刊誌ネタになる話題であるのに、堂々と親族の前で歌を吟じている。
この時代の恋というものの、格が違っていたのでしょうか??