★ さくらだへ たづなきわたる あゆちがた しほひにけらし たづなきわたる
★ 桜田の方に、 鶴が鳴きながら渡っていくことです。 年魚市潟は潮が引いたようだから・・・
鶴が鳴きながら渡って行きます。
巻3-271 高市連黒人(たけちのむらじくろひと)
鶴は浅瀬で餌を取ります。
この歌のような2句と結句の繰り返しは、今までのところ万葉集の中で始めての詠みかたです。
多分、高市連黒人独特の読み方ではないでしょうか?
旅をしながら、鳴きながら渡っていく鶴を見る・・・・鶴に自分を重ねて居るのかもしれませんね。
あの鶴のように渡っていきたいと・・・・
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