我が園に 梅の花散る
ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
巻5-822 大伴旅人
★ わがそのに うめのはなちる
ひさかたの あめよりゆきの ながれくるかも
★ 我が家の庭に、梅の花が散る・・・・まるで
天から雪が流れ来ているように・・・・
旅人は家持のお父さん・・・この和歌は、大宰府の
旅人の邸宅で催された、梅の花を愛でる宴で詠まれたもの・・・
代々の和歌読みの家系で、また、年を取っての都から遠く離れた
九州は大宰府への転勤・・・深い人生への想いと、その心の大きさに
感じさせられます・・・・
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