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★ あまがけり ありかよひつつ みらめども ひとこそしらね まつはしるらむ
★ 天空を翔けて有間皇子の魂は松の枝を見にきているだろうが、そんなことは
人は知るよしもないであろう・・・松は知っているに違いない・・・
巻2-145 山上臣憶良
■ 後見むと 君が結べる 磐代の 子松がうれを また見けむかも
■ のちみむと きみがむすべる いわしろの こまつがうれを またみけむかも
■ 後でまた見たいと思ってあなたの結んだ、磐代の若松の芽を、
あなたはまた見たでしょうか・・・
巻2-126 柿本朝臣人麻呂
有間皇子の事件の内容はみんな知っている訳で、
再び貴方は、結び松を見たであろうか?(見ているはずは無いのに)・・・と詠んだ歌が
多いのは、人は逝っても、魂は残ると考えた古代の人々の心情ゆえんだと思います。
亡くなった方へ思いを寄せる・・・・それだけでも、亡くなられた人の魂は慰められることも
みんな自然に知っていたことでしょう・・・
★ 天空を翔けて有間皇子の魂は松の枝を見にきているだろうが、そんなことは
人は知るよしもないであろう・・・松は知っているに違いない・・・
巻2-145 山上臣憶良
■ 後見むと 君が結べる 磐代の 子松がうれを また見けむかも
■ のちみむと きみがむすべる いわしろの こまつがうれを またみけむかも
■ 後でまた見たいと思ってあなたの結んだ、磐代の若松の芽を、
あなたはまた見たでしょうか・・・
巻2-126 柿本朝臣人麻呂
有間皇子の事件の内容はみんな知っている訳で、
再び貴方は、結び松を見たであろうか?(見ているはずは無いのに)・・・と詠んだ歌が
多いのは、人は逝っても、魂は残ると考えた古代の人々の心情ゆえんだと思います。
亡くなった方へ思いを寄せる・・・・それだけでも、亡くなられた人の魂は慰められることも
みんな自然に知っていたことでしょう・・・