★ ぬばたまの そのよのうめを たわすれて おらずにきにけり おもひしものを
★ 漆黒の夜・・その夜に、梅をつい忘れて折らずに来てしまった・・・前から、思っていたのに・・・
巻3-392 大宰大監大伴禰百代(だざいのだいげんおほとものすくねももよ)
これは、かねてから、思い入れのあった女性を、つい忘れて、「折る」というのは、「寝る」ということ
らしい・・・・寝ないで来てしまった・・・という歌だそうです。その夜に会った「梅」・・「女性」を床を
共にすることもせずに帰ってきてしまったという無念の歌でしょうか・・・・少し、呆れます・・・
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