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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かはかみに あらふわかなの ながれきて

   いもがあたりの せにこそよらめ

★ 川上で洗う若菜が流れ来て、あの子のいる

  あたりの瀬に寄るように 、あの子に寄りたいものだ

   巻11-2838   草に寄せて思ひを喩ふ

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★ みよしのの みぐまがすげを あまなくに

  かりのみかりて みだりてむとや

★ み吉野の水隈の菅を編んでもいないのに

  刈るだけ刈って乱したままにしておこうというのですか

   巻11-2837  草に寄せて思ひを喩ふ

 ・「水隈」→「川隈」と同義

 ・編んでもいないのに→きちんと求婚もしないで

 ・刈りのみ刈りて→ わがものにするだけはしておいて

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★ みしますげ いまだなへなり 

  ときまたば きずやなりなむ みしますがかさ

★ 三島の菅はまだ若々しい苗だ。しかし時を待っていると

  人にとられて見に着けられなくなってしまうだろう。

  三島の菅笠よ。

    巻11-2836   草に寄せて思ひを喩える

  ・三島菅→女の比喩

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★ まくずはふ をののあさぢを 

  こころゆも ひとひかめやも  わがなけなくに

★ 美しい葛の這い上がる小野の浅茅を、本気で人が

  どうして引いたりしよう。この私がいないわけではないのに

     巻11-2835  草に寄せて思ひを喩ふ

   ・小野の浅茅→丈の低いチガヤ、女の比喩

   ・こころゆも→心底から、本気で

     

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★ やまとの むろふのけもも もとしげく

   いひてしものを ならずはやまじ

★ 大和の室生の毛桃の幹まで葉がびっしりと

  繁っているように、しげしげと言い寄ったものなのに

  この恋を実らせずにはおかないつもりです。

   巻11-2834  果実に寄せて思ひを喩ふ

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