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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いあかして きみをばまたむ ぬばたまの わがくろかみの しもはふるとも

★ 眠らずにあなたを待ちましょう。 ぬばたまの実のように黒い髪に、霜が降りても・・・・


  黒髪に霜が降りるとは、白髪になるまでとも、考えられます。どちらにしても、そうまでしても

あなたさまを待ちます・・・という気持ちの表れです。
秋の田の 穂の上に霧らふ 朝霞 何処辺の方に わが恋ひ止まぬ
お友やん (2009年9月21日 08:53) | コメント(0) | トラックバック(0)

★ あきのたの ほのへにきらふ あさがすみ いつへのかたに わがこひやまぬ

★ 秋の田んぼの実った穂の上にかかる朝の霞のように、どのようにしても、私の恋の思いが

  晴れる事はない

                                         磐姫皇后  巻2-88

う~ん・・・・・・仁徳天皇のご寵愛をそんなに受けられなかったのでしょうか・・・

この4首は、磐姫皇后がお作りになったというよりは、嫉妬心で名高い磐姫皇后は、きっと

このようなお心もちであったにちがいないと言う事で、民謡のように歌い継がれてきたものを

磐姫皇后の作とした、という説もあります。

確かに、4首はまるで芝居の4幕のように繋がっていきます。

最初は、あなたを待ち続けるという思いが、山で石を枕に死んでしまいたいという思いから、

いや、ずっと待っていよう・・・白髪になるまでとなり、田の上の霞のように私の恋の思いは

晴れる事とてない・・・と、歌っています。

もし、全てが磐姫皇后の歌でないとしても、皇后が嫉妬深い人であったことは間違いないでしょう。

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9月という月は、私にとって、一年の中で、大切な月です。

それは、藤岡宣男という歌手とこの世でのさよならをした月だからです。

4年を迎えますが、あの日のことは、何一つ忘れていません。

潔く美しく生きることを望んだ師匠 藤岡宣男は、その願いどおり、見事にこの世から去りました。

素晴らしい歌声を残して・・・・

その歌唱の水準の高さとは裏腹に、高ぶることなく奢ることなく、黙々と歌の道を極めていた

藤岡さんの姿は胸に焼き付いています。

偉そうにしないと、偉いと思えない方々もいらっしゃいます。悲しい事に・・・・

藤岡宣男は偉そうな歌手ではありませんでした。

だからこそ、あの高みにまで歌唱が素晴らしいものとなったのでしょう。

自分が偉いと思った瞬間から、その人の成長は止まります。

もう一度聴きたい・・あの歌声を・・・と、いつも思うのです。

ひたすらに、歌っていた藤岡さん・・・あなたの弟子の名に恥じる事が無いよう・・

でも、辻 友子らしく頑張ってまいりたいと思います。

見守ってくださいね・・・・

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★ やまのへの みゐをみがりて かみかぜの いせをとめども あいみつるかも

★ 山の辺の聖水を見ながら、神風の吹く伊勢の聖処女とも、出会うことができたことだ

                                                    巻1-81

伊勢神宮の斎宮は特別な処女でなければなりません。

大津皇子の姉も斎宮でした。

霊感が強く、男性との交わりのない処女でなければいけないのです。

中々、人目に触れることもない存在であった事でしょう。

山の辺の聖水を眺めていたら、伊勢の処女(おとめ)たちと、出会うことが出来た。

清々しい気持ちになり、今の言葉で言えば、縁起がいい、何か良い事が起こりそうなかんじでしょうか・・・・・


 

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★ うらさぶる こころさまねし ひさかたの あめのしぐれの ながらふみれば

★ 寂しい思いが胸一杯に広がって行く、どこまでも続く雨の降るのを見ていると・・・

                                                  巻1-82


「うら」とは心の事をいいます。「うら」が「さぶる」・・・寂しい思い・・・

どこまでも降り続く冷たい雨・・・それに、人生を、心を映して・・・

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タイに2ヵ月半留学していた仲良し?の青年が元気に、母国日本に、帰国しました。

なんだか、久しぶりに会う彼の顔は、少し精悍さを増し、男らしくなっています。

何だか、頼もしい感じ・・・・

HIVの子どもたちに衣服の支援に行ったり、様々な層の人々との交流をしてきた彼の

生のタイの様子を、聞かせて貰えるのが楽しみです。

実際、目で見て、会って、生活して・・・これに勝る説得はありません。

彼のレポートを読むのが楽しみです。

10月には、タイのチェンマイでコンサートがあります。

現地で準備してくださっている方と共に、きっと彼も大活躍でしょう・・・

今から、とても楽しみにしています。

私のもう一つの楽しみ・・・衣服支援にも行きます。

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