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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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寒さに向かっていた季節の矢印が、春に方向転換した

空気の中で、春の粒子がはじけ始めた

まだ寒い空気を、胸いっぱい吸い込むと

少しだけ春も入ってくる・・・私の心にも・・・すこしだけ・・・

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★ たまもかる みぬめをすぎて なつくさの のしまのさきに ふねちかづきぬ

★ 美しい藻を刈るという敏馬(みぬめ)を通り過ぎて、夏草の繁る野島の崎に舟は近づきます。

                                  巻3-250  柿本人麻呂


敏馬(みぬめ)は、見ぬ女(みぬめ)とも、言われる・・・また、ある本では、美しい藻を刈る処女の地

である敏馬(みぬめ)を過ぎて、、夏草の繁る野島の崎に舟は近づいた・・・とも、あります。

また、刈る・・・ということばは、異界に属する呪力あるものを手に入れること・・・とも言われています。

珠,玉・・・のような、美しい藻・・そして、処女(おとめ)とは、異界に通じるとも思われています。

昔の船旅は命がけですから、自然に対する畏怖から様々な呪力あるものに、信心する気持ちから

このような歌が歌われたのではないでしょうか???

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春一番が吹いた。

どおりで、風が賑やかだと思いました。

例年より少しまだ冷たい空気が混じっていたので違うかも・・・と思っていましたが・・・

いよいよ、寒い冬に別れを告げて、三寒四温の早春です。

これが、以外に辛いんですよね・・・定まらなくて不安定な天候だから・・・

ただでさえ、不安定な心がますますおかしくなってしまう

叫びながら、道路を走ったりしないよう気をつけましょう・・・なんちゃって

スーパーで賞味期限切れのマンゴーを二つ買いました

チェンマイでの思い出を思い出したくて・・・ホテルの隣の店で食べたマンゴーパンケーキ

甘くて美味しかった・・・10月が楽しみです。

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★ 御津の崎 波を恐み 隠り江の 船なる君は 宣らす野島に

★ みつのさき なみをかしこみ こもりえの ふねなるきみは のらすぬしまに

★ 御津の崎の波が恐ろしいので、奥まった入り江に待機している船の主人は宣言なさった。
  「さあ、野島に」と。
                           
                                         多田一臣版によるもの


■ 御津の崎 波を恐み 隠り江の 舟に公宣る 美奴の島へに

■ みつのさき なみをかしこみ こもりえの ふねにきみのる みぬのしまへに

■ 御津の崎の波が恐ろしいので、入り江の舟で君は祈っている。 美奴の島に。
 

                                          中西進版によるもの

他にも、いくつも解釈がありますが、第4,5句の「舟公宣奴嶋尓」の解釈が難解とされているようで

す。私は、入り江は奥まってい波を避ける場所ですから、その入り江で島に渡れるように舟の主

人が祈っているというのが、自然かなと思います。

● 御津の崎の波が恐ろしいので、入り江で舟の主人は祈っている、島に渡れるようにと・・・・

                                        辻 友子版によるもの??

自然が恐ろしい時には祈るしかありません。



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★ あしきたの のさかのうらゆ ふなでして みづしまにゆかむ なみたつなゆめ

★ 葦北の野坂の浦から船出して、水島に行こう。波よ 立つな、けっして・・・

                                     巻3-246    長田王

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