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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ さくらだへ たづなきわたる あゆちがた しほひにけらし たづなきわたる

★ 桜田の方に、 鶴が鳴きながら渡っていくことです。 年魚市潟は潮が引いたようだから・・・

  鶴が鳴きながら渡って行きます。

                            巻3-271  高市連黒人(たけちのむらじくろひと)

鶴は浅瀬で餌を取ります。

この歌のような2句と結句の繰り返しは、今までのところ万葉集の中で始めての詠みかたです。

多分、高市連黒人独特の読み方ではないでしょうか?

旅をしながら、鳴きながら渡っていく鶴を見る・・・・鶴に自分を重ねて居るのかもしれませんね。

あの鶴のように渡っていきたいと・・・・

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★ さくらだへ たづなきわたる あゆちがた しほひにけらし たづなきわたる

★ 桜田の方に、 鶴が鳴きながら渡っていくことです。 年魚市潟は潮が引いたようだから・・・

  鶴が鳴きながら渡って行きます。

                            巻3-271  高市連黒人(たけちのむらじくろひと)

鶴は浅瀬で餌を取ります。

この歌のような2句と結句の繰り返しは、今までのところ万葉集の中で始めての詠みかたです。

多分、高市連黒人独特の読み方ではないでしょうか?

旅をしながら、鳴きながら渡っていく鶴を見る・・・・鶴に自分を重ねて居るのかもしれませんね。

あの鶴のように渡っていきたいと・・・・

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★ いそのさき こぎたみいけば おうみのうみ やそのみなとに たづさはになく

★ 磯の先を漕ぎめぐって行くと、近江の海の数多い港には、鶴がたくさん群れ鳴いている

                        巻3-273     高市連黒人
四極山 うち越え見れば 笠縫の 島漕ぎかくる 棚無し小船
お友やん (2010年3月16日 20:57) | コメント(0) | トラックバック(0)

★ しはつやま うちこえみれば かさぬひの しまこぎかくる たななしをぶね

★ 四極山を越えて見ると、笠縫の島のあたりを漕いで姿を消していった舟棚もない小さな舟が

   見えます。

                                巻3-272  高市連黒人

この時代の旅は常に寂しい・・・・そういう気持ちが伝わってくるようです。舟棚もない、小さな船は

ご自身のことでしょうか・・・・高市連黒人の繊細な神経が伝わってきます。

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★ くるしくも ふりくるあめか みわのさき さののわたりに いへもあらなくに

★ 心なく降って来る雨よ・・・三輪の崎の佐野の渡し場に雨をしのぐ家もないというのに・・・・

                           巻3-265  長忌寸意吉麻呂(ながのいみきおきまろ)

神の地だと云われている三輪の崎の佐野の渡り場なのに・・・・辛い旅に追い討ちをかけるように

心ない雨が降って来る。雨宿りする家も無いのに、旅の辛さがさらに増してしまうではないか・・・・

昔の旅はそれはそれは、大変であった事でしょう。

旅は快適になんて、現代ならではですね・・・・良い時代です。



                       

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★ あふみのうみ ゆふなみちどり ながなけば こころもしのに いにしへおもほゆ

★ 近江の海の夕波千鳥よ・・・お前の鳴声を聞くと、心が昔にうすっかり奪われてしまう事です。

                            巻3-266  柿本人麻呂

近江の海は今の琵琶湖です。昔は、さぞ大きく見えたのでしょう。

(むかし)ではなく、(いにしへ)・・・いいですね~大和言葉です。

(しのに)は、(すっかり)・・・なにやら優雅ですね。

(思ふ)ではなく(思ほゆ)のですね・・・

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