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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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4月からラジオのパーソナリティーをしています。

毎週木曜日午前十一時から、生放送です。タイトルは「辻 友子のおしゃべり万葉サロン」

です。毎回、季節やテーマにちなんだ万葉集を取り上げて、現代訳や朗詠をしたり、美しい日本語の

歌を流したりしています。

FM戸塚 83、7Mhzです。めっちゃローカルですが・・・・

電波が届く方は是非聞いてくださいね・・・メッセージくださいね・・・・



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★ いわがねの こごしきやまを こえかねて ねにはなくとも いろにいでめやも

★ 岩がごつごつけわしい山を、越えることが出来ず、声を上げて泣くような事があっても

  けっして、彼女への思いを露にはしません。 

                                巻3-301  長屋王

色・・・とあるので、恋愛関係の人だと思います。旅をして山を登るとき、危険な場所が沢山あります。

そういうときは、どうか、妻よ私を守ってくれ・・・などと、祈るものです。

ここでは、それを敢えて、「出さない」と書いてあるので、妻ではないのでしょうか?

疑問が残ります。

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★ こらがいへぢ ややまとほきを ぬばたまの よわたるつきに きほひあへむかも

★ あの子の家までの道は少し遠いのですが、漆黒の夜の闇を渡る月と競い合って、行く事です。

           巻3-302    中納言安倍広庭卿(ちゅうなごんあへのひろにはのまへつきみ)


月の光が照る夜には、愛しいお方にお逢いすることが出来ます・・・なんて、ステキな時代でしょう

か?

電気も水道もない時代・・・現代の我々から見れば不自由かも知れませんが、電気も水道も知ら

ない彼らは不自由とは思いません。

月が出なければ逢えない・・・・素晴らしいですね・・・・この思いが歌を詠み・・・そして、文学へと

発展していくのでしょう。

携帯でいつでも話せる不幸・・・ではないでしょうか?今一度、考えたいですね。

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★ かくゆゑに  みじといふものを ささなみの ふるきみやこを みせつつもとな

★ こうなるからこそ見ないというのに、楽浪の地である旧都をみせては、せつない思いがすること

  です。

                                巻3-305     高市連黒人

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★ まつちやま ゆふこえゆきて いほさきの すみだかはらに ひとりかもねむ

★ 真土山を夕暮れに越えていって、廬前の角太河原にて、妻もおらず独り寝をすることです。

                                       巻3-296  弁基

弁基さんは、僧呂としての名前だそう・・・・僧ならばいつも独り寝ではないのかしら??

それとも、浄土真宗なの??親鸞さんみたく、若い妻を次々とめとったのかしらん??

それは、普通の人間なら旅で独り寝は寂しかろうて・・・でも、俗を抜けたお坊様がそのようなことを

おしゃってよいのでしゅか?

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