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★ よしのなる なつみのかはの かはよどに かもそなくなる やまかげにして
★ 吉野の夏実の川の淀みの所に、鴨が鳴いている様です・・・山陰になっていて、見えないけれど
巻3-375 湯原王(ゆはらのおほきみ)
湯原王は、志貴皇子の息子です。
あのほとばしるような自然描写を詠った志貴皇子の感性を息子である湯原王も受け継いで居るよう
ですね。鴨の姿は見えません・・・・が、鴨の鳴く声が響いている・・・・・山陰になったところから・・・
万葉集の中には、19首歌を残しています。
雨降らば 着むと思へる 笠の山 人にな着せそ 濡れはひつとも
お友やん (2010年5月26日 10:30) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ あめふらば きむとおもへる かさのやま ひとになきせそ ぬれはひつとも
★ 雨が降ったら、身に着けようと思っている笠、その三笠の山よ、人には着せないでください
その人がどんなに濡れてしまっても・・・・
巻3-374 石上乙麻呂朝臣(いそのかみのおとまろのあそみ)
三笠の山を愛しい人に例えて歌って居るのでしょうか・・・そうだとしたら、意味がよくわかります。
★ 吉野の夏実の川の淀みの所に、鴨が鳴いている様です・・・山陰になっていて、見えないけれど
巻3-375 湯原王(ゆはらのおほきみ)
湯原王は、志貴皇子の息子です。
あのほとばしるような自然描写を詠った志貴皇子の感性を息子である湯原王も受け継いで居るよう
ですね。鴨の姿は見えません・・・・が、鴨の鳴く声が響いている・・・・・山陰になったところから・・・
万葉集の中には、19首歌を残しています。
雨降らば 着むと思へる 笠の山 人にな着せそ 濡れはひつとも
お友やん (2010年5月26日 10:30) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ あめふらば きむとおもへる かさのやま ひとになきせそ ぬれはひつとも
★ 雨が降ったら、身に着けようと思っている笠、その三笠の山よ、人には着せないでください
その人がどんなに濡れてしまっても・・・・
巻3-374 石上乙麻呂朝臣(いそのかみのおとまろのあそみ)
三笠の山を愛しい人に例えて歌って居るのでしょうか・・・そうだとしたら、意味がよくわかります。
★ 春日の 春日の山の 高座の 三笠の山に 朝さらず 雲居たなびき 容鳥の 間なくしば鳴く
雲居なす 心いさよひ その鳥の 片恋のみに 昼はも 日のことごと 夜はも 夜のことごと
立ちて居て 思ひそ我がする 逢はぬ子ゆゑに
★ はるひを かすがのやまの たかくらの みかさのやまに あささらず くもいたなびき
かほとりの まなくしばなく くもいなす こころいさよひ そのとりの かたこひのみに
ひるはも ひのことごと よるはも よのことごと たちてゐて おもひそあがする
あはぬこゆゑに
★ 春の日も霞む春日の山の、大君の高御座(たかみくら)を覆う天蓋(てんがい)の御笠、その
三笠山には、朝はいつも雲がたなびき、容鳥(かほとり)は、絶え間なく何度と無く鳴き、
そのたなびく雲のように心はさまよい、この鳥のように片恋ばかりして、昼はひねもす、
夜は夜もすがら、立ったり座ったりして、もの思いを私はする。逢ってはくれないあの子
ゆえに・・・・・
巻3-372 山部赤人
大君・・・・とは、天皇のことで、高御座(たかみくら)は、天皇がお座りになるところです。
天皇がお座りになられるところは、天蓋(てんがい)・・・屋根のようなもの・・・があり、
御笠というので、三笠山に続けて、枕詞になっています。
長歌はとにかく、声に出して読むのが、いいですね・・・こころが穏やかになります。