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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ころもでを うつみのさとに あるわれを しらにそひとは まてどきずける

★ 衣の袖を打つ打廻の里に私がいるのを知らないあの方は、待っても来ないのです。

                       巻4-589     笠女郎

 恋しい相手が、身近に感じられると、「君」となりますが、ここでは、「人」となっています。

 彼との心の距離が感じられますね・・・・

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★ つきくさの うつろひやすく おもへかも わがおもふひとの こともつげこぬ

★ 月草染めの色のように移ろいやすい心で思っているから、私が思う人は、使者の伝言さえ

   よこさない

                              巻4-583    大伴坂上大嬢

さて、大伴家持への思い・・・3首目

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★ つくよよし かはとさやけし いざここに ゆくもゆかぬも あそびてゆかむ

★ 今夜は月夜が素晴らしい、川のせせらぎの音もなんとも清らかな美しさである。

  さぁ、ここで、都へ発つ人も、発たぬ人も、ひととき遊んで行こうではないか・・・・


              巻4-571      防人佑大伴四綱(さきもりのすけおほとものよつな)

これも、また、美しい和歌です。風景が浮んできますね・・・・・ステキ

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★ まそかがみ みあかぬきみに おくれてや あしたゆふへに さびつつをらむ

★ 曇りのない鏡のように、見飽きることのない君に、取り残されて、朝も夕も寂しく思い

  暮らすのであろうか・・・・

                              巻4-572   沙弥満誓(さみまんせい)


やや・・・・これは・・・・なんと、男同士の愛を歌ったものです。とは言っても、当時、何も珍しい

ことではありません。今の方が、ゲイ、ゲイと騒ぎ立てて愛の包容力が何と貧しい時代に

なったことでしょう・・・・

この作者は、筑紫観世音寺の修行僧です。大伴旅人と親交があり、旅人が京へ上った折に

贈った歌です。鏡を枕詞に使うのは女の手法・・・・です。

まそ・・・・は、真澄が転じてマソミ・・・・まそかがみ・・・です。

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テラの会の代表であらせられる木村天山氏の、故郷である北海道は苫前郡羽幌町・・・・

木村氏の母上とは、一面識も無い私に、息子が世話になっているから(お世話になっている

のは、こちらの方なのに・・・・)と、木村氏に送られてきた大変美味しい海産物を、いつも

辻さんにも・・・とお分け頂く・・・・

今日は、生の鱒・木村氏特製のなまこ・以前頂いた、蛸や烏賊・・・・鱒は木村氏の指導による

三平汁、と、塩焼き・・・長女が美味しい美味しいといって食べる。でも、何だか塩味に

かなりむらがあるよね・・・だって・・・。

「木村さん、ダイナミックだからね」と言って、二人で笑った。

5歳と3歳の二人の男の子も美味しい美味しいといって、もりもり食べている。

なまこはかなり美味しいと、主人が偉そうに評している。

生の鱒など、木村氏から頂いて、生まれて初めてお目にかかった・・・貴重なものである。

ほんとの本物の味は、やはり、子供にも分かるらしい・・・濃厚な自然のパワーが詰まっている。

こんな凄いものを毎日、食してきた人である。違うのは当たり前だと思う。

ムール貝は、捨てていた・・・うにはおやつに食べていた・・・すっごい話が、次々と飛び出して

くる。木村氏のお父上は漁師をされていた。毎日、日の明け切らぬきらぬ内から、海に船を出す。

どのような覚悟であっただろうか・・・・マイナス10度だとか20度だとか・・・想像もつかない・・

でも・・・・何処にも無いような素晴らしい朝日もご覧になったのであろうか・・・・日本の父・・・

お話を伺っていると・・・・そのようなイメージが浮ぶ。そして、ご家族の話を伺っていると、私は

ほっとする・・・・・笑いながら話を聞き、元気を貰う・・・・

羽幌の木村家のみなさま、いつも、いつも、美味しいお魚ありがとうございます。利尻昆布より

美味しい羽幌の分厚い昆布を、いつも、いつも、惜しみなく頂き、我が家のお澄ましとおみそ汁

は、最高の味です。他にも、たくさん・・・ホタテ・・・つぶ貝・・・黒カレイ・・・赤カレイ・・・エイ・・

生まれてこの方、食べた事も無いような食材を、親戚でもない私に、いつも送っていただき、

我が家の食卓は、豊かににぎやかになります。一度も、お目にかかったことの無い木村家の

方々と、会話をして居るような気持ちになります。

笑い声や毎日の元気に働いている姿が目に浮ぶようです。

このような家族が日本に存在する限りは、大丈夫だと・・・・そう思うのです。

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