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★ まそかがみ みあかぬきみに おくれてや あしたゆふへに さびつつをらむ
★ 曇りのない鏡のように、見飽きることのない君に、取り残されて、朝も夕も寂しく思い
暮らすのであろうか・・・・
巻4-572 沙弥満誓(さみまんせい)
やや・・・・これは・・・・なんと、男同士の愛を歌ったものです。とは言っても、当時、何も珍しい
ことではありません。今の方が、ゲイ、ゲイと騒ぎ立てて愛の包容力が何と貧しい時代に
なったことでしょう・・・・
この作者は、筑紫観世音寺の修行僧です。大伴旅人と親交があり、旅人が京へ上った折に
贈った歌です。鏡を枕詞に使うのは女の手法・・・・です。
まそ・・・・は、真澄が転じてマソミ・・・・まそかがみ・・・です。