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今日、学士会館でのとあるパーティーで、
日本人の「曖昧さ」「はっきりさせない」と言う
文化?について話が出た。
私は、咄嗟に、志村ふくみさんの、下記の文章を思い出した。
「すべての植物染料の基調色は、灰色である。植物の吹き出した液の
中に、何が交じっているのか。樹液か夾雑物か、アルファが交じっていて
それが、全ての色彩に、灰色の紗幕をかける。
植物染料の色が、どこかしっとりと落ち着いていると言われるのは、
そのためである。科学染料のようにきっちり割り切れるものではなく
どこかに不純物が交じっているが、色そのものはそのために濁るのではなく
本来の色を際立たせる。
不純物が交じりながら、純粋な色彩と言うのは、一見矛盾しているようだが
事実なのである。この場合、色に影を宿していると言えばよいのか。
灰色はその影の部分、(いたわり)と(やさしさ)の部分である。」
そう思う・・・そして、それこそ、大和心であり、私の歌っている
万葉の世界であり、もののあはれである・・と思う。
日本人の「曖昧さ」「はっきりさせない」と言う
文化?について話が出た。
私は、咄嗟に、志村ふくみさんの、下記の文章を思い出した。
「すべての植物染料の基調色は、灰色である。植物の吹き出した液の
中に、何が交じっているのか。樹液か夾雑物か、アルファが交じっていて
それが、全ての色彩に、灰色の紗幕をかける。
植物染料の色が、どこかしっとりと落ち着いていると言われるのは、
そのためである。科学染料のようにきっちり割り切れるものではなく
どこかに不純物が交じっているが、色そのものはそのために濁るのではなく
本来の色を際立たせる。
不純物が交じりながら、純粋な色彩と言うのは、一見矛盾しているようだが
事実なのである。この場合、色に影を宿していると言えばよいのか。
灰色はその影の部分、(いたわり)と(やさしさ)の部分である。」
そう思う・・・そして、それこそ、大和心であり、私の歌っている
万葉の世界であり、もののあはれである・・と思う。