体を使う商売なら、必ずやお世話になるであろう。

整体・・・鍼やお灸、カイロプラティック、接骨院、マッサージ

などなど・・・数え上げたらキリが無い。

ご多分にもれず、私も大概お世話になっている。


二本足歩行を始めてから、人類はコリから逃れられない。

それだけではない、普段の姿勢、子供の頃からの姿勢や

様々な病気・・それは外科的なものであっても心理的なものであっても

内科的なものであっても、同じで、要するに「大人になる」と言うのは、

沢山のコリを作って行く事だとも言える。


一番、体が凝っていないのは、赤ちゃん！！

体の全てを、自然に使って、ご近所迷惑な

良く響く声で泣く。なんたって、命がけだものね。

泣くのが仕事。泣かない赤ちゃんは病気でしょう。


私も、沢山のコリを、持っておりますが、

精神的に酷いダメージを受けた時、

最も体がカチカチに固まってしまった。

そのお陰で、歌声もまともに出なくなり、

毎日,ミシミシと音を立てて凝っていく

体をどうする事もできなかった。

師匠の紹介の整体から、数え切れない

ほど、色々試してきた。

今、やっと一箇所に落ち着いている。


私の凝りは、半端ないらしく、

大の男より、ずっとずっと凝っているらしい。

それでも、声も大分復活したし、

体のコリが取れると、心のコリも取れて、

明るく元気になった。


本当に、体と心は密接な関係であることを

実感している。

とは言え、私のコリは、まだ酷い。

これからも、コリとは、長い付き合いになるだろう。

少しでも、コリを取って、更に歌声を飛躍させたい。

毎回、舞台でいつも思っている。


コリを完全に治す方法が一つだけある。

・・・・それは、「死」である。

だって、体から離れちゃったら、コリようが

ないものね！

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