万葉歌手辻友子
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2024/11/24 (Sun)
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正延心緒 巻11-2781「海の底 沖を深めて 生ふるもの 裳のもとも 今こそ恋はすなべき
★うみのそこ おきをふかめて おふるもの
ものもとも いまこそこひがすなべき
★海底に深く生える裳のように、もっとも今は
恋はすべきことよ
海の底→枕詞
巻11-2781
[0回]
2016/05/27 (Fri)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2780「紫の 名高の浦の 靡き裳の 心は妹に 寄りにしものを
★ むらさきの なだかのうらに なびきもの
こころはいもに よりにしものを
★紫という色が名高いー名高の浦の靡きものように、
心は妻に靡きよってしまったものを
・紫の→枕詞
巻11-2780
[0回]
2016/05/27 (Fri)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2779「海原の 沖つ縄苔 うち靡き 心もしのに 思ほゆるかも
★」うなはらの おきつなわのり うちなびき
こころもしのに おもほゆるかも
★海原の底深い縄苔がうち靡くように
心も靡きしなえていることよ
巻11-2779
[0回]
2016/05/27 (Fri)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2778「水底に 生ふる玉藻の 生ひ出てず よしこのころは かくて通はむ
★ みなそこに おふるたまもの おひいでず
よしこのころは かくてかよはむ
★水底に生える玉藻のように、はっきりそれと
表れることはない。いつまでも忍ぶ恋だが、
ままよ、しばらくは通おう
巻11-2778
[0回]
2016/05/27 (Fri)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2777「道の辺の 草を冬野に 履み枯らし われ立ち待つと 妹に告げこそ
★みちのへの くさをふゆのに ふみからし
われたちまつと いもにつげこそ
★道の辺の草を、まるで冬野のように踏みつけ
枯らしてい待っていると妻に告げて欲しい
巻11-2777
[0回]
2016/05/27 (Fri)
万葉たまゆら
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