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★ おくやまの まきのいたどにして とどとして
わがひらかむ いりきてねなさね
★奥山の 真木づくりの板戸をどんどんと押して
私があけますから 入ってきてお休みしなさい
巻14－３４６７
わがひらかむ いりきてねなさね
★奥山の 真木づくりの板戸をどんどんと押して
私があけますから 入ってきてお休みしなさい
巻14－３４６７
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★ まかなしみ ねればことに ださねなへば
心のをろにのりてかなしも
★ いとしくたまらいので共寝をすると人の
うわさに立つ。さりとて寝ないと、心を長く占めて
切ないよ
巻14－3466
心のをろにのりてかなしも
★ いとしくたまらいので共寝をすると人の
うわさに立つ。さりとて寝ないと、心を長く占めて
切ないよ
巻14－3466
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★ こうらいにしき ひもときさけて ねるがうへに
なんどせろとか あやにかなしき
★ 高麗錦の紐を解いて共寝もした。その上に
どうしろというのか。不思議に愛しいことよ
巻14－3465
なんどせろとか あやにかなしき
★ 高麗錦の紐を解いて共寝もした。その上に
どうしろというのか。不思議に愛しいことよ
巻14－3465
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★ ひとごとの しげきによりて まをごものおなじ
おなじまくらは あはまかじやも
★ 人のうわさがうるさいからとて、この親しい
ごも枕を、妻と共にしないことがどうしてあろう
巻14－3464
おなじまくらは あはまかじやも
★ 人のうわさがうるさいからとて、この親しい
ごも枕を、妻と共にしないことがどうしてあろう
巻14－3464
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★まとおくの のにもあはなむ こころなく
さとのみなかへ あげるせかも
★ 人目が遠い野でもでも逢いたい。
思慮もなく人里のまん中であった夫よ
巻14－3463
さとのみなかへ あげるせかも
★ 人目が遠い野でもでも逢いたい。
思慮もなく人里のまん中であった夫よ
巻14－3463
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