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★ あぜかがた ひのゆたに おもへらば
うけらがはなの いろにでめやも
★ 安斉可潟の潮干のようにこころゆたかに
思っていたら、うけらの花のごとく
どうじて色にだすことがあろう
巻14－3503
うけらがはなの いろにでめやも
★ 安斉可潟の潮干のようにこころゆたかに
思っていたら、うけらの花のごとく
どうじて色にだすことがあろう
巻14－3503
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★ わがめづま ひとははなれど あさがおのとしさへ
こごときみは さかるがへに
★ 私の愛しい妻を人は離そうとするけれども、
朝顔が毎年からまるように私はどうして離れよう
巻14－3501
こごときみは さかるがへに
★ 私の愛しい妻を人は離そうとするけれども、
朝顔が毎年からまるように私はどうして離れよう
巻14－3501
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★ あはをろの おろたにおはる はみづら
ひかばぬるぬる あをこなたえ
★安浪の山の山田にはえるたわみ蔓、
引っぱるとぬるぬる続くように
私との間に言を絶やすね
巻14－3502
ひかばぬるぬる あをこなたえ
★安浪の山の山田にはえるたわみ蔓、
引っぱるとぬるぬる続くように
私との間に言を絶やすね
巻14－3502
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★むらさきは ねをかも をふるひとのこの
ここらがなしけを ねをおへなく
★ 紫草は根を尽くしてしまうのか。
愛しく思う人の児とは、共寝を
遂げないのに
巻14－3500
ここらがなしけを ねをおへなく
★ 紫草は根を尽くしてしまうのか。
愛しく思う人の児とは、共寝を
遂げないのに
巻14－3500
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★ おかによせ わがかるかやの さねかやは
まことなごやは ねろとへなかも
★ 岡によせて私の刈る萱、そのさね萱のように、
ほんとうに柔らかな肌のあの子はいっしょに
寝ろとは言わないよ
巻14－3499
まことなごやは ねろとへなかも
★ 岡によせて私の刈る萱、そのさね萱のように、
ほんとうに柔らかな肌のあの子はいっしょに
寝ろとは言わないよ
巻14－3499
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