万葉歌手辻友子
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2024/11/25 (Mon)
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正延心緒 巻11-2609「白栲の 袖はまゆひぬ 吾妹子が 家のあたりを 止まず振りしに
★ しろたへの そではまよひぬ わぎもこが
いえのあたりを やまずふりしに
★白栲の袖はほつれてしまった。吾妹子の家でしきりに振ったので
・白栲の→枕詞
巻11-2609
[0回]
2016/05/05 (Thu)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2708「妹が袖 別れし日より 白たへの 衣片敷 恋ひつつ寝る
★いもがそで わかれしひより しろたへの
ころもかたしき こひつつねる
★妻の袖を離れて別れた日からずっと白たへの
衣を片方だけ敷いて恋いつづけ寝ることよ
巻11-2708
[0回]
2016/05/05 (Thu)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2607「敷栲の 衣手離れて 吾を待つと あるらむ子らは 面影に見ゆ
★しきたへの ころもてはなれて きみをまつと
あるらむこらは おもかげにみゆ
★敷栲の衣手を交わすことなく待っているだろう
子が、面影に立って見えるよ
巻11-2607
[0回]
2016/05/05 (Thu)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2606「人目多み 常かくのみし さもあらば いづれの時か 我が恋ざらむ
★ ひとめおおみ つねかくのみし さもあらば
いづれのときにか わがこひざらむ
★人目が多いのでいつもこのようにしていれば、いつとて恋に
苦しむ時があろう
巻11-2606
[0回]
2016/05/05 (Thu)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2605「玉ほこの 道行きぶりに 思はぬに 妹を相見て 恋ふる頃かも
★ たまほこの みちいきぶりに おもはぬに
いもをあひみて こふるころかも
★玉ほこの道行きがてらに、予期せず妻に逢って
恋しく思うこの頃よ
巻11-2605
[0回]
2016/05/05 (Thu)
万葉たまゆら
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