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★くれないの やしほのころも あさなあさな
なれはすれども いやめずらしも
★紅色に深く染めた衣は毎朝着て萎えているが
馴れた妻はいっそうひかえておるよ
巻11－2623
なれはすれども いやめずらしも
★紅色に深く染めた衣は毎朝着て萎えているが
馴れた妻はいっそうひかえておるよ
巻11－2623
[0回]
★くれないの のうぞめのころも いろふかく
しみにしかばか わすれかねつる
★ 紅色に深く染めた衣のように心に深く染みたからなのか
あの人忘れがたい
巻11－2624
しみにしかばか わすれかねつる
★ 紅色に深く染めた衣のように心に深く染みたからなのか
あの人忘れがたい
巻11－2624
[0回]
★ しがのしろ すいろうのしおやき なれぬれど
こいといふものは わすれかねつも
★志賀の白水郎の塩焼きの衣が萎えるように
萎えるように馴れはしたが、いつまでも
心からはなれないよ
巻11－2622
こいといふものは わすれかねつも
★志賀の白水郎の塩焼きの衣が萎えるように
萎えるように馴れはしたが、いつまでも
心からはなれないよ
巻11－2622
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★ すりごろも きりといめみつ うつつには
だれしのひとか こことかしげけむ
★摺衣を着ている夢を見た。実際は二人の仲を
うるさくいわれるのだろう
巻11－2621
だれしのひとか こことかしげけむ
★摺衣を着ている夢を見た。実際は二人の仲を
うるさくいわれるのだろう
巻11－2621
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★とききぬの おもひみだれて こふれども
なにそながゆゑと とふひともなき
★解衣のように心を乱して恋するのに「私の
せいか」と、ことばをかけてくれ人は
どうしていないだろう
、解衣の→枕詞
巻11－2620
なにそながゆゑと とふひともなき
★解衣のように心を乱して恋するのに「私の
せいか」と、ことばをかけてくれ人は
どうしていないだろう
、解衣の→枕詞
巻11－2620
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